コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

潮州車両基地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
潮州車両基地
潮州基地の航空写真 地図
各種表記
繁体字 潮州車輛基地
簡体字 潮州车辆基地
拼音 Cháozhōu Chēliàng Jīdì
通用拼音 Cháojhou Cheliàng Jidì
注音符号 ㄔㄠˊ ㄓㄡ ㄔㄜ ㄌㄧㄤˋ ㄐㄧ ㄉㄧˋ
発音: チャオチョウ チャーリァン チーディ
台湾語白話字 Tiô-tsiu Tshia-lióng ki-tē/ki-tuē
日本語漢音読み ちょうしゅうしゃりょうきち
英文 Chaojhou Coach Yard
テンプレートを表示
潮州車両基地周辺図
hv-BHF-L hvBHF-R-
潮州駅
hvSTRe@f~L hvSTRe@f~R
v-STR vSHI2gl- RP4+l
台1線
v-STR vSTR-ABZg+l SKRZ-G4uq ABZq+r KDSTeq
潮州機廠 (2021-)
v-STR vSTR-DST RP4 STRl KDSTeq
南区供応廠 (2021-)
vSKRZ-G4u RP4wnsRP4
SKRZ-Muq v-STRr vÜSTl RP4
屏東線
RM
RP4
高雄機務段 陽光駅
RMl RMq RMq
フォルモサ高速公路

潮州車両基地(ちょうしゅうしゃりょうきち、繁体字中国語: 臺鐵潮州車輛基地英語: Chaojhou Coach Yard)は台湾屏東県潮州鎮にある台湾鉄路管理局機務処高雄機廠に属する車両基地。略称は潮州基地。 基地内に併設されている職員乗降用の駅である通称陽光駅(ようこうえき)についても本項で述べる。

概要

[編集]

台鉄捷運化zh:高雄市區鐵路地下化)に伴う高雄駅周辺の縦貫線屏東線の軌道地下化、高雄ライトレールの建設と高雄臨港線廃止に伴う高雄機廠、南区供応廠(材料廠)、高雄機務段中国語版、高雄検車段と高雄港検車分段の移転先として、一連の車両検査基地、留置基地の機能を一手に担うため総面積約52ヘクタールと移転前の31ヘクタールから大幅に拡大された敷地を擁する台鉄の南部最大の基地。潮州駅から南に1.9kmの基地支線が新設され、信号設備などは台湾京三製作所が担当している[1]。環境に配慮し施設内に太陽光発電パネル設置する計画[2]

移転による高雄側の跡地は台鉄が無償で高雄市政府に譲渡され、進行中の都市計画で再開発・緑化用地になるほか[3][4]、一部は高雄ライトレールの経路として再活用される。

総額139億ニュー台湾ドルを投じた「高雄機廠の潮州移転および跡地開発計画(繁体字中国語: 高雄機廠遷建潮州及原有廠址開發計畫」は2018年6月に完全移転し、翌2019年6月に完工予定だったが[5][6][7]、潮州側の用地取得の遅れから完全な明け渡しは2019年末になる見通しである[8]。基地から台1線を挟んだ敷地にも調車場を拡張するため、平面の台1線の一部区間を高架化する計画が先行して進行し[9][10]、2017年11月29日に供用された[11][12]

歴史

[編集]
  • 2011年9月 - 着工。
  • 2015年
    • 10月14日 - 高雄機務段で配属機関車を送り出す式典を開催[13]
    • 10月15日 - 車両基地および「陽光駅」供用。
  • 2018年1月10日 - 基地内で高雄機廠と南区供応廠の移転受け入れのための起工式が行われた[14]
  • 2021年

陽光駅

[編集]
陽光駅
陽光車站
ヤングァン
Sunny Station
潮州 (1.9 km)
所在地 中華民国の旗 台湾屏東市潮州鎮興美里と光春里
北緯22度31分20.1秒 東経120度31分35.1秒 / 北緯22.522250度 東経120.526417度 / 22.522250; 120.526417
所属事業者 台湾鉄路管理局
所属路線 屏東線(潮州車両基地支線)
キロ程 1.9 km(潮州起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 2015年10月15日
備考 職員専用駅
テンプレートを表示

車両基地供用と同時に職員通勤用の簡易ホームが設置され、朝晩は専用列車が発着する[18]。 職員有志により製作された「陽光小站」と表記された駅名標がある[19][20]

地上 屏東高雄方面潮州駅
単式ホーム

出典

[編集]
  1. ^ 屏潮案 BCL141Z 屏東~潮州及潮州車輛基地號誌聯鎖設備新設工程 アーカイブ 2018年1月12日 - ウェイバックマシン2012年4月20日,台灣京三股份有限公司
  2. ^ “台湾鉄道、太陽光発電設備設置へ エコと営業収入の両立目指す”. フォーカス台湾. (2017年8月6日). オリジナルの2018年1月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180111224110/http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201708060004.aspx 
  3. ^ “〈南部〉台鐵機廠遷廠 打造凱旋新境”. 自由時報. (2014年10月23日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220154315/https://news.ltn.com.tw/news/local/paper/824007 2021年12月20日閲覧。 
  4. ^ “台鐵高雄機廠 31公頃地將都更”. 聯合報 (好房網). (2014年10月23日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220155811/https://news.housefun.com.tw/news/article/10994282270.html 2021年12月20日閲覧。 
  5. ^ 高雄機廠遷建潮州及原有廠址開發計畫 - ウェイバックマシン(2014年8月22日アーカイブ分) 台湾鉄路管理局公式
  6. ^ 「高雄機廠遷建潮州及原有廠址開發計畫」綜合規劃報告 アーカイブ 2015年4月2日 - ウェイバックマシン行政院経済建設委員会
  7. ^ “台鐵隱藏版車站 「陽光小站」露臉”. 自由時報. (2015年10月15日). オリジナルの2019年7月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190708202318/https://news.ltn.com.tw/news/society/breakingnews/1476849 2017年4月2日閲覧。 
  8. ^ “台鐵高雄機廠108年底搬遷 居民盼帶動3區發展”. 聯合報. (2016年12月1日). オリジナルの2016年12月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20161207014743/https://udn.com/news/story/3/2142351 
  9. ^ “〈南部〉串聯維修、調度場 台鐵高架橋明動工”. 自由時報. (2017年5月9日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220154307/https://news.ltn.com.tw/news/local/paper/987805 2021年12月20日閲覧。 
  10. ^ 湯秉勳; 蔣啟恆; 黃炳勳 (12月 2016年). 技師月刊 (臺北市土木技師公會會刊) (台北市土木技師公會) vol.75 (第61期): 頁61-71. ISSN 1815-6460. オリジナルの2018-01-11時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180111224058/http://www.tpce.org.tw/tpce/h5/%E6%8A%80%E5%B8%AB%E6%9C%9F%E5%88%8A(%E7%AC%AC61%E6%9C%9F%E8%B5%B7)/75/061-071.pdf.  アーカイブ 2018年1月11日 - ウェイバックマシン
  11. ^ “潮州台1線高架橋預定11月29日通車,工程將於12月中旬完工”. 交通部公路総局 (7car 小七車點). (2017年11月17日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220154309/https://www.7car.tw/articles/read/46627 2021年12月20日閲覧。 
  12. ^ “潮州高架橋通車”. 綠色運輸 Green Transport.iot(交通部運輸研究所). (2017年12月4日). オリジナルの2019年2月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190228191837/https://greentransport.iot.gov.tw/news-2/1291 2021年12月20日閲覧。 
  13. ^ “台鐵高雄機務段南遷潮州基地 新舊機車列隊歡送”. 自由時報. (2015年10月14日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220154309/https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/1475031 2021年12月20日閲覧。 
  14. ^ “屏東の車両基地着工 2021年に高雄から移転 南部の車両検修拠点に/台湾”. フォーカス台湾. (2018年1月10日). オリジナルの2018年1月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180112100832/http://japan.cna.com.tw/news/atra/201801100008.aspx 
  15. ^ “台鐵與屏東高工產學合作 培育在地人才留鄉服務”. 自由時報. (2021年10月25日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220154312/https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/3715185 2021年12月20日閲覧。 
  16. ^ “不走台北機厰老路 台鐵高雄機厰遷厰將「全面開發」”. 聯合報. (2021年12月6日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220154308/https://udn.com/news/story/7266/5942404 2021年12月20日閲覧。 
  17. ^ “高雄機厰掀文資保衛戰 鐵道專家籲 「不要作秀式保存」”. 聯合報. (2021年12月6日). オリジナルの2021年12月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211207032120/https://udn.com/news/story/7314/5942408 
  18. ^ 潮州車輛基地10月15日開車情形”. fun臺鐵. Facebook (2015年10月14日). 2017年3月24日閲覧。 アーカイブ 2020年5月1日 - ウェイバックマシン
  19. ^ “潮州車輛基地啟用 台鐵局長:新里程碑”. 中時電子報. (2015年10月15日). オリジナルの2021年12月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211220154309/https://www.chinatimes.com/realtimenews/20151015004616-260405 2021年12月20日閲覧。 
  20. ^ 台湾鉄道ナビ 2015年11月 アーカイブ 2017年6月21日 - ウェイバックマシン2015年11月20日,台北ナビ/とれいん (雑誌)

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]