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滝沢智

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

滝沢 智(たきざわ さとし)は、日本の工学者。東京大学大学院工学系研究科教授。専門は、都市工学・水環境学

経歴

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1983年、東京大学工学部都市工学科卒業。1988年、同大学院博士課程修了。同年、長岡技術科学大学建設系助手。1990年建設省土木研究所下水道部主任研究員。1992年、東京大学工学部都市工学科助教授。1993年、同付属総合試験所助教授。1996年、同大学院工学系研究科都市工学専攻助教授[1]1997年から1999年バンコクにあるアジア工科大学院環境工学科助教授(JICA派遣)[2]2006年、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授。

研究分野

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  • アジアの都市水システム
  • 都市と地下水環境
  • 高度浄水処理(膜ろ過、ナノスケール吸着剤、紫外線処理など)
  • 都市水システムの計画および維持管理
  • 気候変動による都市水システムへの影響[3]

委員会等

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  • 厚生労働省 新水道ビジョン策定検討委員会 座長
  • 厚生労働省厚生科学審議会 生活環境水道部会 委員
  • 厚生労働省 水道事業の維持・向上に関する専門委員会 委員長
  • 国土交通省社会資本整備審議会 都市計画部会 下水道小委員会 委員
  • 国土交通省社会資本整備審議会・交通政策審議会 社会資本メンテナンス戦略小委員会委員[1]
  • 土木学会環境工学委員会水インフラ更新小委員会 委員長[4]
  • 中東水資源協力推進会議委員長
  • 経済産業省水ビジネス国際展開研究会のワーキンググループ座長[2]
  • 管路更新を促進する工事イノベーション研究会 座長[5]
  • 上下水道地震対策検討委員会 委員長[6]

主な著書

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  • 『水質環境工学』(1993)
  • 『急速濾過・生物濾過・膜ろ過』(1993)
  • 『多孔質体の性質とその応用技術』(1993)
  • 『Advances in Water and Wastewater Treatment Technology』(2001)
  • 『アジア都市の環境問題』、第6章「都市工学講座:都市を構想する」(2004)
  • 『環境工学系のための数学』(2004)
  • 『Groundwater Management in Asian Cities』(2008)
  • 『水ビジネスを制するための標準化戦略』(2012)
  • 『欧州連合(EU)における水道の水質管理と水源保全』 (2014)
  • 『世界の水事情・持続可能な開発目標の達成に挑む』 (2016)
  • 『安全な水供給』(2017) [1]
  • 「小規模管路工事向け簡易型設計施工一括発注方式の研究」モデル事業の実施報告 (2020) [7]

脚注

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  1. ^ a b c メンバー”. 日立東大ラボ. 2021年12月31日閲覧。
  2. ^ a b 第5回 世界の水問題を解決するのは“適正な技術”と“水の知”である。”. サントリー. 2021年12月31日閲覧。
  3. ^ 都市水システム研究室”. 東京大学大学院 工学系研究科 都市工学専攻. 2021年12月31日閲覧。
  4. ^ 土木学会 環境工学委員会水インフラ更新小委員会 シンポジウム”. 土木学会 環境工学委員会. 2021年12月31日閲覧。
  5. ^ 「管路更新を促進する工事イノベーション研究会」を通じた管路更新を促進するための取り組み”. 日本ダクタイル鉄管協会. 2021年12月31日閲覧。
  6. ^ 上下水道地震対策検討委員会 委員名簿”. 水管理・国土保全局上下水道審議官グループ. 2024年7月28日閲覧。
  7. ^ 文献、特許、研究者などの科学技術情報サイト”. J-GLOBAL. 2021年12月31日閲覧。