滝川杏奴
滝川 杏奴 たきがわ あんぬ | |
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第8回小説すばる新人賞授賞式 | |
誕生 | 日本・神奈川県横浜市 |
職業 |
小説家 エッセイスト |
最終学歴 | 日本映画学校(現・日本映画大学) |
ジャンル | 文芸、官能、エッセイ |
代表作 |
『バーバーの肖像』 『子役白書』 『ふたつの月に濡れる』 |
主な受賞歴 | 第8回小説すばる新人賞(『バーバーの肖像』=早乙女朋子名義) |
親族 | 作家・早乙女勝元(叔父) |
公式サイト | https://annutaki.com/ |
ウィキポータル 文学 |
滝川 杏奴(たきがわ あんぬ、本名非公開)は日本の小説家、エッセイスト。
略歴
[編集]神奈川県横浜市生まれ。作家の早乙女勝元は叔父。早乙女朋子名義で子役として、フジテレビの連続ドラマ「ふしぎ犬トントン」準主役などを務める。[1]
日本映画学校(現・日本映画大学)で脚本家・桂千穂に師事し、卒業後、にっかつ(現・日活)に入社。ロマンポルノ最後の宣伝ウーマンとなる。[2]
退社後はフリーとして、伊丹十三作品などの製作宣伝を手掛ける。[3]
早乙女朋子のペンネームで執筆した「バーバーの肖像」で、1995年に第8回小説すばる新人賞(集英社)を受賞。[4]集英社から単行本「バーバーの肖像」「子役白書」を出版した。[5]
2017年、官能小説誌「特選小説」(辰巳出版)に発表した「天使が濡れるまで」で官能作家デビュー。
日刊スポーツ新聞の連載小説「悦楽クリニック・凜子」(「悦楽クリニック!」に改題)は佐々木浩久監督によって映画化され、「性感治療 股ぐらの処方箋」[6]のタイトルで2019年7月に公開[7]。2019年8月には、R-18からR-15用に編集された「劇場版・悦楽クリニック! 凛子の淫らな冒険」として劇場公開[8]。同作は「OP PICTURES+フェス2019」[9]の上映作品に選出された。
2018年12月、早稲田大演劇博物館の公開研究会「プレスシートから読み解く日活ロマンポルノ」で講師を務めた。[10]2019年11月には文教大の公開研究会「サブカルチャーとしての日本映画〜すべてはエロスから始まった」で講師を務めた。
ピンク映画ベストテン2019桃熊賞の審査員[11]、同2020桃熊賞の審査員を務めた。[12]、
2020年10月、官能作家としての初の書き下ろし作品「ふたつの月に濡れる」(ジーウォーク・紅文庫)を出版。2022年3月、「終わりなき夜に濡れる」(ジーウォーク)を出版。
日本文芸家クラブ会員。
主な作品
[編集]- 『バーバーの肖像』集英社、1996年。ISBN 408774177X。
- 『チェリーブロッサム』小説すばる、1996年。
- 『子役白書』集英社、1997年。ISBN 4087752208。
- 『骨の恋』小説すばる、1998年。
- 『マニキュア液を点して…』小説すばる、1999年。
- 『祭りの迷い子』小説すばる、2000年。
- 『天使が濡れるまで』特選小説、2017年。
- 『純情探偵物語』特選小説、2018年。
- 『純情探偵物語〜大阪の売春組織を打ち破れ〜』特選小説、2018年。
- 『最終バスの女』特選小説、2019年。
- 『悦楽クリニック!』Aubebooks(電子書籍)、2019年。
- 『純情探偵物語〜天才盗撮犯を追え〜』特選小説、2019年。
- 『純情探偵物語〜謎の千手観音〜』特選小説、2020年。
- 『ふたつの月に濡れる』ジーウォーク・紅文庫、2020年。ISBN 978-4-86717-098-4。
- 『マイ・チアガール』特選小説、2020年。
- 『純情探偵物語~さらば愛しの相棒~』特選小説、2021年。
- 『終わりなき夜に濡れる』ジーウォーク、2022年。ISBN 978-4-86717-398-5。
- 『純情探偵物語~黒い巨塔に潜入せよ~』特選小説、2022年。
- 『純情探偵物語~魔女の宴~』特選小説、2023年。
主な連載
[編集]- 「雌しべの眺め」(日刊スポーツ、2018年)
- 「ロマンポルノに恋して」(同、2018年)
- 「悦楽クリニック・凜子」(同、2019年)
脚注
[編集]- ^ “ふしぎ犬トントン作品データ”. www.tcp-ip.or.jp. 2019年4月1日閲覧。
- ^ “ラスト・キャバレー | 映画”. 日活. 2021年8月17日閲覧。
- ^ “ミンボーの女”. www.jmdb.ne.jp. 2021年8月17日閲覧。
- ^ “集英社 出版四賞”. www.shueisha.co.jp. 2019年4月1日閲覧。
- ^ 『子役白書』 。
- ^ “PG-Web-Site”. 2019年7月25日閲覧。
- ^ “「悦楽クリニック・凜子」映画化決定”. 日刊スポーツ新聞. (2019年2月28日)
- ^ “劇場版・悦楽クリニック! 凛子の淫らな冒険 : 作品情報”. 映画.com. 2019年8月12日閲覧。
- ^ “OP PICTURES+公式サイト”. OP PICTURES+公式サイト. 2019年11月6日閲覧。
- ^ “早稲田大学演劇博物館 演劇映像学連携研究拠点 | Collaborative Research Center for Theatre and Film Arts”. www.waseda.jp. 2019年11月6日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “ピンク映画ベストテンで谷口恒平の「悶絶劇場」が2冠!佐倉絆と櫻井拓也が主演賞(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2020年4月16日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “ピンク映画ベストテン第1位は「よがりの森」、あべみかこと可児正光が主演賞に輝く(コメントあり)”. 映画ナタリー. 2021年6月20日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 滝川杏奴 (@tt1204961) - X(旧Twitter)
- 公式ウェブサイト