湯原かの子
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湯原 かの子(ゆはら かのこ、1948年 - )は、日本のフランス文学者、伝記作家。
来歴
[編集]1971年上智大学文学部フランス文学科卒業後、上智大学大学院及び九州大学大学院を経て、1984年にパリ第4大学(ソルボンヌ校)第三課程博士号、1999年に同大学新制度博士号を取得。
1987年活水女子短期大学専任講師、1989年助教授、1994年活水女子大学助教授、1998年淑徳大学教授。2007年、同大学退職。
著書
[編集]- 『カミーユ・クローデル 極限の愛を生きて』(朝日新聞社) 1988、のち朝日文庫 1992
- 『ゴーギャン 芸術・楽園・イヴ』(講談社選書メチエ) 1995
- 『絵のなかの魂 評伝・田中一村』(新潮社) 2001、のち新潮選書 2006
- 『高村光太郎 智恵子と遊ぶ夢幻の生』(ミネルヴァ書房、日本評伝選) 2003
- 『藤田嗣治 パリからの恋文』(新潮社) 2006
翻訳
[編集]- 『夢療法入門 心理療法におけるメンタル・イメージ』(R・フレティニ, A・ヴィレル、渡辺寛美共訳、金剛出版) 1986
- 『カミーユ・クローデル 天才は鏡のごとく』(レーヌ=マリー・パリス, エレーヌ・ピネ、監修、南條郁子訳、創元社、「知の再発見」双書)2005
- 『その女の名はロジィ ポール・クローデルの情熱と受苦』(テレーズ・ムールヴァ、原書房) 2011
- 『ウーリカ ある黒人娘の恋』(クレール・ド・デュラス夫人、水声社) 2014
- 『レメディオス・バロ 絵画のエクリチュール・フェミニン』(カトリーヌ・ガルシア、水声社) 2014
- 『デルフィーヌの友情』(デルフィーヌ・ド・ヴィガン、水声社、フィクションの楽しみ) 2017
- 『子供時代』(ナタリー・サロート、幻戯書房、ルリユール叢書)2020