渡邊啓貴
渡邊 啓貴(わたなべ ひろたか、1954年3月26日[1]- )は、日本の政治学者、帝京大学法学部教授、東京外国語大学名誉教授。専門は、ヨーロッパ国際関係論、フランス政治・外交、ヨーロッパ外交史、米欧同盟論。
履歴
[編集]福岡県出身
学歴・職歴
1980年同大学院地域研究研究科修士課程修了、
1983年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
1986年パリ第一(パンテオン・ソルボンヌ)大学 現代国際関係史専攻博士課程修了。
1984年-1986年 財団法人平和安全保障研究所プログラムフェロー
1989年 京都外国語大学外国語学部専任講師、1993年助教授、
1995年 東京外国語大学外国語学部助教授、1999年教授、2010年同総合国際学研究院国際社会部門教授(大学院重点化に伴う配置換え)
2008年-2010年 外務省に出向、在仏日本国大使館広報文化担当公使、
2019年3月 東京外国語大学定年退職、同大学名誉教授、
2019年4月- 帝京大学法学部教授
1999年3-5月 高等研究大学院(パリ)客員教授、
2002年-2003年 ジョージ・ワシントン大学シグール・アジア研究センター客員教授
2005年9-10月 リヨン高等師範大学校客員教授
2015年3月 ボルドー政治学院客員教授
学会関連
2005年- 2022年 国際関係史学会日本代表理事・副理事長(本部ミラノ大学)
2016年-2020年 グローバルガバナンス学会会長
2021年- 国際歴史学会議理事(イタリア事務局)
その他、 日本国際政治学会・日本EU学会・比較政治学会・政治社会学会・
日本防衛学会などの理事を歴任。
社会貢献
2001年-2009年 仏語季刊誌『Cahiers du Japon』編集委員長
2001年-2012年 英語誌『Japan Echo』編集委員 仏語版編集委員長
2013年-2021年 英語誌『NIppon.com』『Discuss Japan』編集委員
2002年- 政策研究フォーラム理事
2010年- (公)平和安全保障研究所評議員・監査
2010年-2011年 隔月刊雑誌『外交』編集委員長、・
2011年-2020年 人事院国家公務員総合職試験専門委員
2012年- 日仏知的交流「グローバル・プレイヤーとしての日仏協力」実行委員長、
2015年- (公)日仏会館評議員・笹川日仏財団理事
2016年- (公)大学セミナーハウス評議員 国際学生・EUセミナー企画委員長
2017年- (公)後藤喜代子・ポールブルダリ癌基金協会理事
2017年- (公)日本国際フォーラム上席研究員、理事
2022年- 核兵器廃絶平和建設国民会議(KAKKIN)議長
著書
[編集]単著
[編集]- 『ミッテラン時代のフランス』(芦書房、1991年、増補版1993年) (1992)渋沢クローデル賞受賞)
- 『フランス現代史――英雄の時代から保革共存へ』(中公新書、1998年)
- 『ポスト帝国――二つの普遍主義の衝突』(駿河台出版社、2006年)
- 『米欧同盟の協調と対立――二十一世紀国際社会の構造』(有斐閣、2008年)
- 『フランスの文化外交戦略に学ぶ』(大修館書店、2013年)
- 『シャルル・ドゴール』(慶應義塾大学出版会、2013年)
- 『現代フランス 「栄光の時代」の終焉、欧州への活路』(岩波書店〈岩波現代全書〉、2015年)
- 『アメリカとヨーロッパ-揺れる同盟の80年』(中公新書、2018年)
編著
[編集]- 『国際政治の基礎知識』(加藤秀治郎との共編、芦書房、1997年/増補版、2002年)
- 『ヨーロッパ国際関係史――繁栄と凋落, そして再生』(有斐閣、2002年/新版、2008年)
- Commission of History of International Relations (CHIR), Rethinking International History from Asian Perspective, TUFS, 2006年3月
- 『世界から見たアジア共同体』芦書房 2015年
- 『グローバル・ガバナンス論』法律文化社 2018年
- 『フランスと世界』法律文化社 2019年(日仏経営学会優秀賞)
- 『ユーラシアダイナミズムと日本』(監修)2022年 中央公論新社
- 『トピックから見る国際政治の基礎知識』2023年 芦書房
訳書
[編集]注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』2002年