海の洗礼
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海の洗礼 | |
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Anna Christie | |
1923年の劇場用ポスター | |
監督 | ジョン・グリフィス・レイ |
脚本 | ブラッドリー・キング |
原作 |
ユージン・オニール 『アンナ・クリスティ』 |
製作 | トーマス・H・インス |
出演者 |
ブランチ・スウィート ウィリアム・ラッセル ジョージ・F・マリオン |
撮影 | ヘンリー・シャープ |
配給 | ファースト・ナショナル映画 |
公開 |
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上映時間 | 96分 |
言語 |
サイレント映画 英語のインタータイトル |
製作費 | $165,236[1] |
『海の洗礼』(うみのせんれい、Anna Christie)は、サイレント時代の1923年に公開されたアメリカ合衆国の映画で、1921年に公開された同じ原題のユージン・オニール作の演劇『アンナ・クリスティ (Anna Christie)』に基づく最初の映画化となったドラマ映画であり、ブランチ・スウィートとウィリアム・ラッセルが主演した。
監督はジョン・グリフィス・レイ、プロデューサーはトーマス・H・インスのファースト・ナショナル映画作品で、原題が同じであるユージン・オニールの戯曲『アンナ・クリスティ』を基にブラッドリー・キングが脚本を書いた[2][3][4]。トーマス・H・インス社 (Thomas H. Ince Inc.) は、戯曲の映画化権を獲得するために、当時としては天文学的な金額だった35,000ドルを支払った[5]。
現存する唯一のプリントは、1970年代にヨーロッパで発見されたものである[6]。
あらすじ
[編集]船乗りのクリス・クリストファーソンは、兄弟や息子たちを海難で失い、また航海中に妻にも先立たれ、海を恨むようになっていたが、他にできる仕事もなく船乗りを続けていた。ただ一人の身内となった娘アンナは、海から遠いミネソタ州にある親戚の農家に預けられたが、やがて成人した彼女は身を持ち崩し、また闘病も経て、ニューヨークへと向かう。[7]
キャスト
[編集]- ブランチ・スウィート - アンナ・クリスティ (Anna Christie)
- ウィリアム・ラッセル - マット・バーク (Matt Burke)
- ジョージ・F・マリオン - クリス・クリストファーソン (Chris Christopherson)
- ユージニー・ベッセラー - マーシー (Marthy)
- チェスター・コンクリン - トミー (Tommy)
- フレッド・コーラー - 端役
- ヴィクター・ポテル - 端役
- ジョージ・シーグマン - アンナのおじ (Anna's uncle)
- ラルフ・イアズリー - 乱暴ないとこ (The Brutal Cousin)
脚注
[編集]- ^ Slide, Anthony. Silent Topics: Essays on Undocumented Areas of Silent Film. Scarecrow Press. p. 24
- ^ Anna Christie at silentera.com
- ^ The AFI Catalog of Feature Films:Anna Christie
- ^ Magill's Survey of Silent Films, Vol1. A-FLA p.142 edited by Frank N. Magill c.1982 ISBN 0-89356-240-8 (3 book set ISBN 0-89356-239-4)
- ^ Slide, Anthony. Silent Topics: Essays on Undocumented Areas of Silent Film. Scarecrow Press. p 24
- ^ The Library of Congress American Silent Feature Film Survival Catalog:Anna Christie
- ^ 海の洗礼 - MOVIE WALKER PRESS - ネタバレを含むあらすじが記載されている。
関連項目
[編集]- en:Blanche Sweet filmography
- アンナ・クリスティ - 同じ原作に基づく、原題が同じ1930年のアメリカ合衆国の映画
- en:The Docks of New York - 1928年の映画
外部リンク
[編集]- Anna Christie - American Film Institute Catalog
- Anna Christie - IMDb
- Anna Christie - オールムービー
- Lantern slide for Anna Christie (Wayback archived)