ブリオベッカ浦安
ブリオベッカ浦安 | |
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原語表記 | ブリオベッカ浦安 |
呼称 | ブリオベッカ浦安 |
愛称 | ブリオベッカ |
クラブカラー | 青 |
創設年 | 1989年 |
所属リーグ | 日本フットボールリーグ |
クラブライセンス | (未承認) |
ホームタウン | 千葉県浦安市、市川市 |
ホームスタジアム | ブリオベッカ浦安競技場 |
収容人数 | 2,500 |
運営法人 | 株式会社ベイフットボール浦安 |
代表者 | 谷口和司 |
監督 | 都並敏史 |
公式サイト | 公式サイト |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒279-0014 千葉県浦安市明海6丁目1番10号 パークシティグランデ新浦安トレードポート1B |
設立 | 2015年10月5日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 6040001084768 |
事業内容 | サッカークラブの運営 |
代表者 | 谷口和司 |
外部リンク | https://briobecca.jp/ |
ブリオベッカ浦安(ブリオベッカうらやす、Briobecca Urayasu)は、千葉県浦安市、市川市を本拠地とする社会人サッカークラブである。Jリーグ加盟を目指すクラブの1つである。
概要
[編集]1989年に創設した、千葉県浦安市の地域総合型クラブである。クラブ名は「ブリューナク」(ケルト神話に登場する槍)と「べか船」(浦安近くで海苔の採取に使われた1人乗りの船)を組み合わせた造語。浦安の地に根ざし、尚且つ活力ある強いチームを象徴するネーミングが命名された[1]。
マスコットは舞田べか彦(通称:べか彦)。2016年にデザインを発表。2017年第19回日本フットボールリーグ1stステージ第5節にて、ファンにお披露目された[2]。
2024年12月6日、2025年1月1日よりチーム名をブリオベッカ浦安・市川に変更することを発表[3]。
歴史
[編集]- 1989年:浦安ジュニア・サッカークラブ(浦安JSC)として設立。
- 2000年:トップチーム(社会人)発足。千葉県社会人サッカーリーグ3部優勝。
- 2001年:千葉県リーグ2部優勝。
- 2011年:千葉県リーグ1部優勝。関東社会人サッカー大会優勝・関東サッカーリーグ2部昇格。
- 2012年:クラブ名を浦安サッカークラブに変更。
- 2013年:千葉県サッカー選手権大会で優勝し、天皇杯に初出場、1回戦で筑波大学に敗れた。関東リーグ2部優勝。
- 2014年:関東リーグ1部昇格。天皇杯に2年連続出場し、1回戦でJ3の盛岡に勝利した。なお、2回戦はJ1の浦和に敗れた。
- 2015年:ブリオベッカ浦安にクラブ名を変更[4]。同年、第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会で準優勝を果たす。
- 2016年:日本フットボールリーグ(JFL)入会が承認された[5]。マスコットが誕生[6]し、名前が舞田べか彦(通称:べか彦)に決まった[7][8]。
- 2017年
- 2018年:元カマタマーレ讃岐監督の羽中田昌が監督に就任するも、9月に成績不振により解任[12][13]。ヘッドコーチの鈴井智彦が監督代行に就任[13]。
- 2019年:監督にテクニカルディレクターの都並敏史が就任[14][15]。
- 2020年:関東リーグ1部で2位。2015年以来となる地域CL 2020へ進出したが、1次ラウンドで敗退となった。
- 2022年:関東リーグ1部では6位に終わるも第58回全国社会人サッカー選手権大会にて初優勝。この成績により地域CL 2022への出場が決定する。その地域CLでは1次ラウンドでFC徳島、アルテリーヴォ和歌山、福山シティFCを下し3連勝で決勝ラウンドへ進出。決勝ラウンドでも初戦の沖縄SVには0-0で引き分けるも2戦目FC刈谷相手に後半ATに上松瑛のゴールで1-0勝利、3戦目栃木シティFCに3-1で勝利し勝点7で優勝。この結果を受け、2022年12月6日に開催されたJFL理事会において、正式に第25回日本フットボールリーグへの入会が承認された[16]。
- 2023年:2度目のJFL参戦となるも、開幕から9試合未勝利(3分6敗)で最下位に低迷。しかし第10節ソニー仙台戦で再昇格後初勝利すると一転、その試合を皮切りに16試合連続無敗(10勝6分)となり上位進出。第28節高知ユナイテッド戦で後半アディショナルタイムの失点により17試合ぶりに敗れたものの、最終2試合で勝利し、最終節で2位レイラック滋賀を追い抜き2位でクラブ史上最高成績でシーズンを終えたが、競技場規定などからJ3ライセンスの申請を見送っていたため、2位に与えられるJ3/JFL入替戦の資格はなく、入替戦は行われなかった。
- 2024年:市川市と包括連携協定を結び、同市内のサッカー教室やイベントへの出演派遣などホームタウン活動に準じる活動を行う[17]。
- 2025年:チーム名をブリオベッカ浦安・市川に変更[3]。
スタジアム
[編集]2015年以降、関東リーグ所属時は人工芝の浦安市運動公園陸上競技場(2020年より命名権を導入し「ブリオベッカ浦安競技場」と改称)を使用。
JFL参戦時は規定により天然芝での開催が義務付けられているため、JFL第1期の2016・17年は柏の葉競技場をメインに千葉県内各所で試合開催をしたが、JFL第2期の2023年以後はほぼ千葉県内巡回開催の事実上ジプシー生活となっている。
J3ライセンスも天然芝で1500ルクス以上のナイター照明付き5000人以上の収容が必要とされているため、2024年現在のブリオベッカ浦安競技場ではライセンス取得の見込みが立っていないどころか、JFLホームゲーム開催も行えないことが2016年からの一回目のJFL参戦後クラブの積年の悩みでもある。
年度 | 柏の葉 | その他 |
2016 | 11 | 東総2 フクアリ1 秋フロ1 |
2017 | 11 | フクアリ1 オリスタ1 秋フロ1 東総1 |
年度 | 浦安市陸/B浦安競 | |
2018 | 9 | |
2019 | 9 | |
2020 | 9 | |
2021 | 11 | |
2022 | 9 | |
年度 | 柏の葉 | その他 |
2023 | 5 | ZA市原3 フクアリ2 東総2 佐倉岩名1 成田中台1 |
2024 | 2 | D1秋津6[注釈 1]
ZA市原3 成田中台2[注釈 2] フクアリ1 青葉の森1 |
- 凡例
- 柏の葉 - 千葉県立柏の葉公園総合競技場(柏市)
- 東総 - 千葉県総合スポーツセンター東総運動場(旭市)
- フクアリ - フクダ電子アリーナ(千葉市)
- 秋フロ/D1秋津 - フロンティアサッカーフィールド(習志野市秋津サッカー場、現・第一カッターフィールド)(習志野市)
- オリスタ/ZA市原 - ゼットエー・オリプリスタジアム(市原緑地運動公園臨海競技場)(市原市)
- 浦安市陸/B浦安競 - ブリオベッカ浦安競技場(浦安市運動公園陸上競技場)
- 佐倉岩名 - 小出義雄記念陸上競技場(岩名運動公園陸上競技場)(佐倉市)
- 成田中台 - 重兵衛スポーツフィールド中台陸上競技場(成田市中台運動公園陸上競技場)(成田市)
- 青葉の森 - 青葉の森スポーツプラザ陸上競技場(千葉市)
なおブリオベッカ浦安を運営する株式会社ベイフットボール浦安は、2020年4月1日付で、上述のブリオベッカ浦安競技場とは別に、育成年代の練習拠点の一つである浦安市明海球技場の命名権も取得、「ブリオベッカフィールド明海」と改名している[18]。
戦績
[編集]年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 差 |
2004 | 千葉県2部1ブロック | 優勝 | 19 | 7 | 6 | 0 | 1 | 29 | 0 | 29 |
2005 | 千葉県1部 | 2位 | 40 | 20 | 12 | 4 | 4 | 50 | 16 | 34 |
2006 | 2位 | 45 | 22 | 13 | 6 | 3 | 51 | 20 | 31 | |
2007 | 2位 | 30 | 16 | 9 | 3 | 4 | 28 | 15 | 13 | |
2008 | 7位 | 16 | 13 | 4 | 4 | 5 | 20 | 16 | 4 | |
2009 | 3位 | 26 | 13 | 7 | 5 | 1 | 30 | 13 | 17 | |
2010 | 2位 | 30 | 13 | 9 | 3 | 1 | 35 | 9 | 26 | |
2011 | 優勝 | 34 | 13 | 11 | 1 | 1 | 51 | 11 | 40 | |
2012 | 関東2部 | 3位 | 27 | 18 | 7 | 6 | 5 | 29 | 10 | 9 |
2013 | 優勝 | 52 | 18 | 17 | 1 | 0 | 94 | 11 | 83 | |
2014 | 関東1部 | 優勝 | 41 | 18 | 12 | 5 | 1 | 46 | 10 | 36 |
2015 | 優勝 | 42 | 18 | 13 | 3 | 2 | 42 | 13 | 29 | |
2016 | JFL | 11位 | 36 | 30 | 11 | 3 | 16 | 39 | 47 | -8 |
2017 | 15位 | 26 | 30 | 6 | 8 | 16 | 24 | 46 | -22 | |
2018 | 関東1部 | 6位 | 24 | 18 | 7 | 3 | 8 | 25 | 28 | -3 |
2019 | 4位 | 24 | 18 | 7 | 3 | 8 | 26 | 23 | 3 | |
2020 | 2位 | 20 | 9[※ 1] | 6 | 2 | 1 | 19 | 10 | 9 | |
2021 | 2位 | 49 | 22 | 15 | 4 | 3 | 54 | 19 | 35 | |
2022 | 6位 | 21 | 18 | 5 | 6 | 7 | 25 | 23 | 2 | |
2023 | JFL | 2位 | 45 | 28 | 12 | 9 | 7 | 42 | 35 | 7 |
2024 | 8位 | 42 | 30 | 12 | 6 | 12 | 39 | 36 | 3 | |
2025 | 位 | 30 |
- 注釈
- ^ 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、前期1節~前期9節の全試合を中止し、後期日程のみでの開催となった。
タイトル
[編集]リーグ戦
[編集]- 関東サッカーリーグ1部:2回
- 2014, 2015
カップ戦
[編集]- 全国地域サッカーチャンピオンズリーグ:1回
- 全国社会人サッカー選手権大会:1回
- 千葉県サッカー選手権大会(兼天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会千葉県予選):7回
- 2013, 2014, 2017, 2019, 2022, 2023, 2024
- KSL市原カップ
- 2013
ユニフォーム
[編集]
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クラブカラー
[編集]- 青
ユニフォームスポンサー
[編集]掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
胸 | ウラタ | URATA | 2020年 - | 2012年 - 2014年はパンツ 2015年 - 2019年は袖 |
---|---|---|---|---|
鎖骨 | 三和製作所 | sanwa | 2022年 - | 左側に表記 2022年は「sanwa 株式会社 三和製作所」表記 |
クラウディオ | Claudio | 2023年 - | 右側に表記 | |
背中上部 | マナビス | manavis | 2020年 - | 2014年 - 2019年は胸 |
背中下部 | なし | - | - | |
袖 | 昭栄美術 | SHOEI | 2016年 - | |
パンツ前面 | 共栄石油 | 共栄 | 2019年 - | |
パンツ背面 | 東京ベイ信用金庫 | 東京ベイ信用金庫 | 2024年 - |
ユニフォームサプライヤーの遍歴
[編集]歴代ユニフォーム
[編集]FP 1st |
FP 2nd |
歴代ユニフォームスポンサー表記
[編集]年度 | 箇所 | サプライヤー | |||||||
胸 | 鎖骨左 | 鎖骨右 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ前面 | パンツ背面 | ||
2007 | 一休.com | 解禁前 | - | 解禁前 | - | - | 解禁前 | NIKE | |
2008 | |||||||||
2009 | |||||||||
2010 | |||||||||
2011 | İRİS REAL ESTATE |
ネットプリントショップ HAT TRICK | |||||||
2012 | URATA | ||||||||
2013 | Renty http://www.renty.co.jp |
- | |||||||
2014 | manavis | ダイニチ | 大川水産 | ||||||
2015 | URATA | ART CREATIVE | 大川水産 | ||||||
2016 | - | SHOEI | suggest | ||||||
2017 | suggest | SOME THING GROUP | |||||||
2018 | - | ||||||||
2019 | 共栄 | ||||||||
2020 | URATA | manavis | FUDEAL CREATION |
ATHLETA | |||||
2021 | |||||||||
2022 | sanwa 株式会社 三和製作所 |
- | - | - | Soccer Junky | ||||
2023 | sanwa | Claudio | |||||||
2024 | 東京ベイ信用金庫 |
関連項目
[編集]- ブリオベッカ浦安の選手一覧
- Jリーグ加盟を目指すクラブ
- バルドラール浦安(Fリーグにおいて同じ浦安市をホームに持つチーム)
- 浦安D-Rocks(ラグビー・リーグワンにおいて同じ浦安市をホームタウンにするチーム)
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 当初は7試合開催予定だったが、荒天中止となった第15節の代替試合は成田中台での開催となった。
- ^ 当初は1試合のみの開催予定だったが、D1秋津での第15節が荒天中止となり、代替試合の会場となった。
出典
[編集]- ^ “クラブチームついて”. ブリオベッカ浦安. 2023年7月11日閲覧。
- ^ “JFL前期第5節 vs FC今治”. ブリオベッカ浦安 (2017年4月16日). 2023年7月11日閲覧。
- ^ a b 『「ブリオベッカ浦安・市川」にチーム名を変更~併せてパーパス(存在意義)を策定~』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2024年12月6日 。2024年12月6日閲覧。
- ^ 『新チーム名称決定のお知らせ』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2014年12月23日。オリジナルの2016年11月13日時点におけるアーカイブ 。2016年11月13日閲覧。
- ^ 『お知らせ「第18回日本フットボールリーグ新入会チーム決定!」』(プレスリリース)日本フットボールリーグ、2015年11月9日 。2016年11月13日閲覧。
- ^ 『ブリオベッカ浦安マスコットキャラクター決定』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2016年10月28日。オリジナルの2016年11月27日時点におけるアーカイブ 。2016年11月27日閲覧。
- ^ 『キャラクター名は「舞田べか彦」(通称:べか彦)に決定』(プレスリリース)浦安青年会議所、2016年11月8日 。2023年7月11日閲覧。
- ^ 『ブリオベッカ浦安公式マスコット名決定!!』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2016年11月8日 。2023年7月11日閲覧。
- ^ 『齋藤芳行監督 解任のお知らせ』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2017年6月25日 。2023年7月11日閲覧。
- ^ 『柴田峡氏 監督就任のお知らせ』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2017年6月30日 。2023年7月11日閲覧。
- ^ 『第20回日本フットボールリーグ新入会チーム決定!』(プレスリリース)日本フットボールリーグ、2017年12月6日 。2017年12月6日閲覧。
- ^ 『羽中田 昌氏 監督就任のお知らせ』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2017年12月4日 。2023年7月11日閲覧。
- ^ a b 『羽中田 昌 監督 解任のお知らせ』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2018年9月5日 。2023年7月11日閲覧。
- ^ “元日本代表の都並氏がブリオベッカ浦安の監督に就任「応援よろしくお願いします」”. サッカーキング. (2018年11月17日) 2020年2月18日閲覧。
- ^ 『都並 敏史氏 監督就任のお知らせ』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2018年11月20日 。2023年7月11日閲覧。
- ^ 『【JFLオフィシャルサイト】お知らせ「第25回日本フットボールリーグ新入会チームについて」』(プレスリリース)日本フットボールリーグ、2022年12月6日 。2022年12月6日閲覧。
- ^ “市川市との包括連携協定締結式”. ブリオベッカ浦安 (2024年9月4日). 2024年10月18日閲覧。
- ^ 『浦安市スポーツ施設ネーミングライツ・パートナーについて』(プレスリリース)浦安市、2020年4月2日 。2023年7月11日閲覧。
外部リンク
[編集]- ブリオベッカ浦安公式ウェブサイト
- ブリオベッカ浦安選手 official ブログ by ダイヤモンドブログ
- ブリオベッカ浦安 (@briobecca) - X(旧Twitter)
- ブリオベッカ浦安 (briobecca) - Facebook
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