浜田初次郎
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浜田 初次郎(はまだ はつじろう、1876年(明治9年)5月25日[1][注釈 1] - 1953年(昭和28年)4月29日)は、日本の発明家。日本で初めてオフセット輪転機を完成させた。
経歴
[編集]石川県江沼郡三谷村出身[2][3]。1900年(明治33年)に上京し、芝浦製作所、中村鉄工所などに勤務し、1910年(明治43年)に自動紙差装置を発明した[2][3]。1914年(大正3年)に日本最初のオフセット輪転機であるH型オフセット輪転機を完成させた[2]。1917年(大正6年)に東京ギヤー製作所を設立し、自動車などの歯車の制作を開始した[3]。1921年(大正10年)に浜田印刷機製造所(後のハマダ印刷機械)を設立し[1][2][注釈 2]、オフセット印刷機、新聞輪転機を改良した[1][2]。1948年(昭和23年)に東京印刷製本機械工業会の会長を務めた[1]。
特許
[編集]- 特許第17968号 自動式紙差
- 特許第26113号 濱田式印刷機製紙装置差
- 特許第27994号 濱田式刷紙送出装置
- 特許第29539号 濱田式自動紙差
- 特許第29540号 濱田式送込装置
- 特許第44978号 自動紙器装置における刷紙正整装置
- 特許第94128号 自動写真焼付製版機
- 特許第98548号 印刷機における安全装置
- 特許第102185号 電動機速度自動調節装置
- 特許第103050号 写真焼付用アーク燈支持装置