浜松市老女絞殺事件
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浜松市老女絞殺事件(はままつしろうじょこうさつじけん)とは2008年(平成20年)4月に浜松市中区 (現:中央区) で発生した殺人事件。
概要
[編集]2008年(平成20年)4月30日、一人暮らしの83歳女性が殺されているのを女性ホームヘルパー(当時39歳)が発見した。被害者は家電コードで絞殺された後があった。
現場から「キャビンマイルド」の吸い殻数本が見つかっている。被害者は喫煙の習慣がなかったため犯人が残したものとみている。
2008年(平成20年)12月10日、捜査特別報奨金制度対象事件に指定された。
2009年(平成21年)8月9日、容疑者として浮上した印刷業の79歳の男を逮捕した。被害者宅にあった吸い殻と首に巻き付いていた家電コードのDNAが一致したことが決め手となった。捜査特別報奨金制度に指定対象で期間内に逮捕された初めての事件[1]であったが、警察は「懸賞金を払うべき情報が寄せられたわけではない」としたため、懸賞金の支給はされなかった。8月29日、殺人罪で起訴された。本事件は、裁判員裁判の対象事件である。
2010年(平成22年)10月29日、静岡地方裁判所浜松支部は印刷業の79歳の男に対し、懲役13年(求刑・懲役18年)の判決を言い渡した。
脚注
[編集]- ^ 指定期間が切れた後で逮捕された事件としては2009年5月20日に逮捕された沼津OL強姦殺人事件がある。