津別峠
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津別峠(つべつとうげ)は、北海道網走郡津別町と川上郡弟子屈町との境にある峠である。網走と釧路を分ける峠の一つ。 標高754m。
概要
[編集]阿寒摩周国立公園の人気観光地である屈斜路湖の北西、サマッカリヌプリ(標高974.4m)とコトニヌプリ(標高964m)の間に位置し、屈斜路湖畔西部国道243号屈斜路交差点から津別市街を結ぶ北海道道588号屈斜路津別線が津別峠を通る。
なお、道道自体は舗装されているが、待避所が設けられるほど狭隘で、大型車の通行は禁止されているため、大型観光バスは入れない。冬季(11月~5月)は全面通行止となる。また、キタキツネやエゾリスなどの野生動物もよく出没する。
津別峠展望施設
[編集]道道の峠から分岐する林道を約2.5km登った所に津別峠展望施設(標高947m)が設けられている[1]。標高が高いため雲が掛かりやすいが、天気が良ければ眼下に屈斜路湖、雌阿寒岳、雄阿寒岳などの阿寒の山々の稜線やオホーツク海まで一望することができる[1]。 また、雲海の広がる名所としても知られる[1]。
展望施設は中世ヨーロッパの古城をイメージした外観で、駐車場、トイレ、売店が設置されている。開館時間は9:00 - 19:00。トイレは24時間利用可[2]。
また、開館時間外にも施設を活用して「雲海ガイドツアー」「宇宙ガイドツアー」が開催されている[2]。
同じく屈斜路湖を見下ろす峠には国道243号の通る美幌峠(標高490m)と北海道道102号網走川湯線の通る小清水峠がある。津別峠は美幌峠や小清水峠よりも高所にある。