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泥ノ田犬彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
どろノだ いぬひこ
泥ノ田 犬彦
生誕 静岡県
国籍 日本の旗 日本
職業 漫画家
活動期間 2023年 -
代表作君と宇宙を歩くために
公式サイト 泥ノ田犬彦 (@doronoda_i) - X(旧Twitter)
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泥ノ田 犬彦(どろノだ いぬひこ)は、日本の漫画家静岡県出身[1]2023年ウェブコミック配信サイトコミックDAYS』(講談社)掲載の「東京人魚」でデビューし、同2023年に『&Sofa』(講談社)で開始した『君と宇宙を歩くために』で連載デビュー。以降も同配信サイトで同作を連載中(2024年8月現在)。2024年、マンガ大賞2024を受賞。

来歴

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静岡県で生まれる[1]。中学生時代に、美術の教員が学校に五十嵐大介の漫画『海獣の子供』を持参しており、その教員が五十嵐の大ファンであったことから、漫画に強い興味を持つ[2]

大学生時代に五十嵐大介やルネッサンス吉田の漫画を読んだことがきっかけで、「まとまった話を描いてみたい」と考えて、漫画家を夢見るようになる[3][2]。この大学時代に初めて漫画を描き、当時の内容は「牛を解体するような漫画だったと思う」という[2][4]。他に伊図透中村明日美といった漫画家たちからも、強い影響を受ける[2]

2022年秋、講談社の漫画新人賞であるアフタヌーン四季賞で、『東京人魚(トーキョー・マーメイド)』が準入選作に選ばれ[5]、翌2023年3月に『コミックDAYS』に掲載されて、デビューを果たす[6][7]

2023年6月より『&Sofa』にて、『君と宇宙を歩くために』の連載を開始する。初の連載にして、公開から5日後で閲覧回数が110万回に達し、SNSを中心として注目を集める[5][8]。翌2024年4月、「マンガ大賞2024」で大賞を受賞し、大きな話題となる[1][9]

独特のペンネームは、「漫画を描いている自分は、泥のように犬がもがいているイメージだったので、そのイメージをそのままペンネームにした」という[9]。素顔が非公開のため、マンガ大賞2024の授賞式では、過去に同賞受賞者で動物の仮面をかぶって登壇した板垣巴留山口つばさに倣い、ペンネームにちなんだ犬の仮面をかぶって登壇している[10]

作品リスト

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漫画作品

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★は連載作品。

書籍

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  • 『君と宇宙を歩くために』講談社〈アフタヌーンKC〉2023年 - 刊行中、既刊2巻(2024年5月22日現在)

脚注

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  1. ^ a b c 「マンガ大賞「君と宇宙を歩くために」マンガ大賞」『毎日新聞毎日新聞社、2024年4月3日、東京朝刊、21面。
  2. ^ a b c d マンガ大賞『君と宇宙を歩くために』作者取材“普通”ができない2人の友情物語「実体験をベースに」”. 日テレNEWS. 日本テレビ放送網 (2024年4月3日). 2024年8月4日閲覧。
  3. ^ 諸隈美紗稀「Topics 2024年「マンガ大賞」を受賞 心動かす「普通」の話を 泥ノ田犬彦さん『君と宇宙を歩くために』」『毎日新聞』2024年5月1日、東京夕刊、4面。
  4. ^ 「君と宇宙を歩くために」泥ノ田犬彦が黒い犬のマスク姿で登場、不安だった気持ち明かす”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年4月2日). 2024年8月4日閲覧。
  5. ^ a b 『君と宇宙を歩くために』(泥ノ田犬彦・著)「マンガ大賞2024」大賞受賞のお知らせ”. 講談社 (2024年4月2日). 2024年8月4日閲覧。
  6. ^ 泥ノ田犬彦 (2023年3月3日). “【コミックDAYS読み切り】東京人魚”. コミックDAYS. 講談社. 2024年8月4日閲覧。
  7. ^ 川戸崇央、他「今月のプラチナ本『君と宇宙を歩くために』(1巻)泥ノ田犬彦(今月の絶対はずさない! プラチナ本)」『ダ・ヴィンチ』第31巻第2号、KADOKAWA、2024年2月1日、6頁、大宅壮一文庫所蔵:000076594 
  8. ^ 「日常がうまくいかない」正反対なのに似ている2人――SNSで話題沸騰!『君と宇宙を歩くために』1巻発売記念! 泥ノ田犬彦先生インタビュー”. LITALICO発達ナビ. LITALICO (2023年11月23日). 2024年8月4日閲覧。
  9. ^ a b マンガ大賞2024『君と宇宙を歩くために』に決定 作者の初連載作品で受賞!普通が苦手…ヤンキーと変わり者の友情物語”. オリコンニュース. オリコン (2024年4月2日). 2024年8月4日閲覧。
  10. ^ 小原篤 (2024年4月8日). “泥まみれの黒犬が「君と宇宙を歩くために」(小原篤のアニマゲ丼)”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2024年8月4日閲覧。(Paid subscription required要購読契約)

外部リンク

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