ネイチャーランド 沼田ドイツ村 ケイニッヒ・クロルト
ネイチャーランド 沼田ドイツ村 ケイニッヒ・クロルト | |
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施設情報 | |
テーマ | ドイツの文化[1] |
キャッチコピー | グリム童話と自然とドイツ村[1] |
事業主体 | 沼田ふるさと振興[2] |
開園 | 1997年[3] |
閉園 | 2002年頃[3] |
所在地 |
〒378-0061 群馬県沼田市岡谷町1128[1][4] |
位置 | 北緯36度40分33.0秒 東経139度03分48.3秒 / 北緯36.675833度 東経139.063417度座標: 北緯36度40分33.0秒 東経139度03分48.3秒 / 北緯36.675833度 東経139.063417度 |
ネイチャーランド 沼田ドイツ村 ケイニッヒ・クロルト(ネイチャーランド ぬまたドイツむら ケイニッヒ・クロルト、ドイツ語: Königlich Kurort)は、かつて群馬県沼田市に存在したテーマパーク。園内にドイツの町並みを再現した、いわゆる「ドイツ村」であり、1997年(平成9年)から2002年(平成14年)頃にかけて営業していた[1][3]。事業主体は沼田ふるさと振興株式会社(群馬県沼田市岡谷町峰1132-2)[2]。
歴史
[編集]1995年(平成7年)9月29日、沼田市はドイツのバイエルン州にあるフュッセン市との間で姉妹都市提携した。日本ロマンチック街道の通過点である沼田市と、ドイツ・ロマンティック街道の終着点であるフュッセン市とは互いに交流を深め合い、姉妹都市提携するに至ったものである[5]。それから2年後の1997年7月、沼田市にドイツの町並みを再現したテーマパークであるネイチャーランド 沼田ドイツ村 ケイニッヒ・クロルトが開園した。園名の「ケイニッヒ・クロルト (ドイツ語: Königlich Kurort)」は、日本語で「王様のリゾート」を意味する[3]。
立地は関越自動車道・沼田インターチェンジから迦葉山龍華院、玉原湖(玉原ダム)、たんばらスキーパーク(たんばらラベンダーパーク)へと伸びる群馬県道266号上発知材木町線沿いにあり、東京から2時間以内でアクセスが可能。営業時間は10時から18時まで、年中無休。入場券の料金(入村料)は大人500円、小学生 - 中学生300円で、園内で金券として使用可能であった [6][7]。
当園は2002年頃に閉園[3]。現在では居抜き物件として、建設会社の社屋として使われている[8]。なお、同じく群馬県内にあるドイツ村・赤城高原牧場クローネンベルク(前橋市)もまた業績悪化のなか経営会社2社が自主再建を断念。2016年(平成28年)5月30日に民事再生法の適用を東京地方裁判所に申請し、保全命令を受けている[9]。
園内施設
[編集]- ホーエス城
- 当園のシンボルとなっている建物で[1]、レストランにブルワリー(ビール工場)を併設した「ブルーパブ」である[3][6]。
- 同名の城 (ドイツ語: Hohes Schloss) がドイツ・フュッセン市にあるが[10]、当園のホーエス城の外観デザインはフュッセン市庁舎をモデルとする[11]。
- 中央広場
- ホーエス城前の広場。ビアガーデンがある[6]。
- ライヒュン通り商店街
- ドイツ・バイエルン地方の町並みを再現した商店街[12]。フュッセン市にある「ライヒェン通り」もまた土産物屋が並ぶ商店街となっている[13]。
- グリム童話の森・ひまわりの丘
- 広場や通りから一段上がった場所にあり、グリム童話の世界を再現する。春はスイセンやスズラン、夏はヒマワリ、秋はコスモスの花が咲く[6][12]。
- 山頂
- 沼田市を一望できる展望台や、ジャガイモ畑、ブルーベリー園がある[6]。頂上までの道のりは600メートル、徒歩約10分間で、森林浴が可能。ブルーベリー園では2,000本ものブルーベリーの木を植え、2002年には収穫可能であると謳いオーナーを募集していた[11]。
食事
[編集]当園独自の地ビール(地発泡酒)として玉原恋清水のブランドで販売していた。玉原高原の清水を地元では「恋清水」と呼ぶ。ラガー、ビター、アップルラガー、グレープラガー(季節販売商品)といった種類の酒を提供していた[1]。
北海道直送のジンギスカン料理もまた、当園の名物であった[1]。地ビールとジンギスカンの組み合わせは、北海道札幌市では王道とされている[14]。その他、カレーライスにソーセージを添えた「ドイツカレー」なる料理も提供されていた[15](カリーヴルストとは別)。
交通アクセス
[編集]- 公共交通機関[6]
- JR上越新幹線・上毛高原駅から15キロメートル、自動車で15分。
- JR上越線・沼田駅から迦葉山行きの路線バスに乗車、15分。
- 自家用自動車[6]
- 関越自動車道・沼田インターチェンジから3キロメートル、自動車で5分。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g “ネイチャーランド 沼田ドイツ村”. 日本マイクロブルーワーズ協会. 2016年7月2日閲覧。
- ^ a b “JMA / 日本マイクロブルーワーズ協会会員”. 日本マイクロブルーワーズ協会 (2014年2月). 2016年7月2日閲覧。
- ^ a b c d e f “玉原恋清水”. ビアクルーズ. 2016年7月2日閲覧。
- ^ 座標は「ジオロケーター日本語版」にて「群馬県沼田市岡谷町1128」をキーワードに検索して得た(2016年7月2日閲覧)。
- ^ “姉妹都市”. 沼田市 (2016年3月11日). 2016年7月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “ネイチャーランド 沼田ドイツ村(道・営業案内)”. 日本マイクロブルーワーズ協会. 2016年7月2日閲覧。
- ^ “群馬県沼田市岡谷町の地図”. Mapion. 2016年7月2日閲覧。
- ^ “もぎ@群馬Bスポ (@mogi_8810) のツイート”. Twitter (2015年4月24日). 2016年7月2日閲覧。
- ^ “大型倒産速報 遊園地「赤城高原牧場クローネンベルク」など農村型テーマパーク運営 株式会社ファームなど2社 民事再生法の適用を申請 負債58億円”. 帝国データバンク (2016年5月31日). 2016年7月2日閲覧。
- ^ “ホーエス城”. 南ドイツ観光案内サイト. 2016年7月2日閲覧。
- ^ a b “沼田ドイツ村”. 沼田ドイツ村. 2000年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月2日閲覧。
- ^ a b c “ネイチャーランド 沼田ドイツ村(施設案内)”. 日本マイクロブルーワーズ協会. 2016年7月2日閲覧。
- ^ “フュッセン”. 南ドイツ観光案内サイト. 2016年7月2日閲覧。
- ^ “ようこそさっぽろ 札幌の街をさまざまな切り口で紹介する特集記事 ビール”. 札幌市. 2016年7月2日閲覧。
- ^ “'98秋 in 玉原&赤城山”. きさらぎのホームページ (1998年11月3日). 2016年7月8日閲覧。
関連文献
[編集]- 『月刊商店建築 1998年3月号』商店建築社。
関連項目
[編集]- 沼田市 - フュッセン
- ロマンティック街道 - 日本ロマンチック街道
- 遊園地
- 農業公園
- ドイツ村 - その他の「ドイツ村」
- 赤城高原牧場クローネンベルク - 同県前橋市にある「ドイツ村」
- 大理石村ロックハート城 - 同県高山村にあるヨーロッパの城を再現したテーマパーク
外部リンク
[編集]- 沼田ドイツ村 ケイニッヒ・クロルト(公式ウェブサイト) - ウェイバックマシン(2000年12月6日アーカイブ分)
- 日本マイクロブルーワーズ協会 ネイチャーランド 沼田ドイツ村 - ウェイバックマシン(2017年1月26日アーカイブ分)
- ビアクルーズ 玉原恋清水
- 「沼田ドイツ村」タグの写真 - flickr