河西勝
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河西 勝(かさい まさる、1942年(昭和17年)‐ )は、日本の経済学者・農学者。農学博士(北海道大学・論文博士・1999年)。北海学園大学名誉教授。
略歴
[編集]- 1942年 長野県出身
- 1966年 北海道大学農学部農業経済学科卒業
- 1968年 同大学院農学研究科修士課程修了
- 1968~70年 専修大学美唄農工短期大学専任講師(農業経済学担当)
- 1972年 北海道大学経済学研究科博士課程中退後、同経済学部助手
- 1975年 北海学園大学経済学部講師(経済学原理担当)
- 1977年 同経済学部助教授
- 1981年 北海学園大学経済学部教授・同大学院経済研究科教授(経済政策担当)
- その後、カナダレスブリッジ大学客員教授やイギリスワーリック大学客員研究員などを歴任
- 1999年 北海道大学より農学博士の学位を取得、博士論文は「第一次大戦前における小麦・砂糖市場の発展とドイツ農業の生産力形成」
- 2011年 北海学園大学定年退職。同名誉教授。北海学園大学経済学部非常勤講師(~2012年)・同大学院経済研究科非常勤講師
専門領域
[編集]宇野経済学を専門とし、経済政策(特に租税政策)・農業市場論・農業経済学・コーポレートガバナンス等を研究。マルクス経済学者の降旗節雄の門下であり、宇野弘蔵の孫弟子に当たる。なお、かつては農業市場論で著作・論文を発表していたが、現在はコーポレートガバナンスと租税政策に力点を置いている。
主著
[編集]- 『経済学原理-論争史的解明』(宇野理論の現段階I, 共著, 社会評論社, 1979年)
- 『宇野弘蔵の世界』(分担執筆担当, 有斐閣、1983年)
- 『世界農業問題の構造化-日本資本主義論争II-』(思想の海へ第30巻, 編著, 社会評論社, 1990年)
- 『農業資本主義』(単著, 世界書院, 1992年)
- 『企業の本質 ― 宇野原論の抜本的改正』(単著、共同文化社、2009年)
- 『宇野理論と現代株式会社 法人企業四百年ものがたり』(社会評論社, 2017年)
参考文献
[編集]- 「河西勝教授 略歴 (河西勝教授退職記念号)」『北海学園大学経済論集 58(4)』(p301以下 2011.3 北海学園大学経済学会)
脚注
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