河内のオッサンの唄
『河内のオッサンの唄』(かわちのオッサンのうた)は、ミス花子の楽曲および、同曲を主題歌とする映画シリーズ。
楽曲
[編集]「河内のオッサンの唄」 | |||||||
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ミス花子 の シングル | |||||||
初出アルバム『ニッポンのオッサンの唄大全集』 | |||||||
B面 | サラリーマンぶるうす | ||||||
リリース | |||||||
規格 |
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ジャンル | 歌謡曲 | ||||||
時間 | |||||||
レーベル | 日本コロムビア | ||||||
作詞・作曲 | ミス花子 | ||||||
チャート最高順位 | |||||||
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『河内のオッサンの唄』(かわちのオッサンのうた)は、ミス花子の楽曲。シングルは1976年8月1日に日本コロムビアより発売された。ミス花子のオリジナルアルバム『ニッポンのオッサンの唄大全集』のほか、コミックソングや時代別のヒット曲を収めたコンピレーション・アルバムに多く収録されている。
ディスコ・ファンク風のバンドサウンドによる伴奏を持ち、題名を連呼する部分およびサビ以外はトーキング・ブルースのような河内弁の語りとなっている。ギターは、エディ藩が演奏している[1]。
歌詞に登場する河内弁を話す人物は、家族や友人には親切な好人物なのだが、ミス花子はあえて荒れた声質で歌う(語る)ことで、「下品さ」を強調している。比較対照として東京方言も歌詞に取り入れている。
当初、テイチクからの発売が決まっていたが、上層部から「品が無い」と断られたため、日本コロムビアから発売された[2]。累計で80万枚を売り上げている[2]。
- オリジナルシングル盤収録曲
- コロムビア(LK-19-A) 全作詞・作曲・歌:ミス花子
- A面:河内のオッサンの唄 - (3:10)
- B面:サラリーマンぶるうす - (3:19)
カバー
[編集]- 河内のオッサンの唄
- 嘉門達夫 - アルバム「元気が出るCD!!」(2005年)収録。
映画
[編集]1976年の秋から年末にかけ、東映配給の映画シリーズとして『河内のオッサンの唄』および『河内のオッサンの唄 よう来たのワレ』のシリーズ2作が製作・公開された。第1作は川谷拓三の初主演作品。
河内のオッサンの唄 (映画第1作)
[編集]河内のオッサンの唄 | |
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監督 | 齋藤武市 |
脚本 |
関本郁夫 高田純 |
製作 | 坂上順(企画) |
出演者 |
川谷拓三 岩城滉一 夏純子 奈美悦子 室田日出男 ミヤコ蝶々 田中浩 |
音楽 | 鏑木創 |
主題歌 | 『河内のオッサンの唄』(ミス花子) |
撮影 | 中島芳男 |
製作会社 | 東映東京撮影所 |
配給 | 東映 |
公開 | 1976年11月17日 |
上映時間 | 89分 |
製作国 | 日本 |
次作 | 河内のオッサンの唄 よう来たのワレ |
『河内のオッサンの唄』(かわちのオッサンのうた)は、1976年11月17日に公開された日本映画。封切り時の同時上映作品は『新・女囚さそり 701号』。
キャスト(第1作)
[編集]- 八百仙吉:榎木兵衛
- 矢頭:ミスター珍
- 飯田(山村組組員):佐藤晟也
- 赤塚(剛田組組員):日尾孝司
- 闘鶏の審判員:志賀勝
- バイヤー:藤山浩二
- 酔っ払い:成瀬正
- 警官:野口貴史
- 松原の住民B:山田光一
- 成田(山村組組員):亀山達也
- 警察隊指揮官:岩尾正隆
- 鈴木(剛田組組員):青木卓
- 闘鶏の客A:伊達弘
- 杉田フサ:原恵子
- 小甲登枝恵
- 松原の住民A:駒井まゆみ
- 八百純子:浅川かがり
- ミヤコミユキ
- 看護婦:寺田涼子
- 八百原寿子
- 伊藤慶子
- 山村組組員:山浦栄
- 剛田組組員:畑中猛重
- 松原の住民C:佐川二郎
- 剛田組組員:幸英二
- 松原の住民D:宮地謙吾
- ボーイ:横山繁
- 剛田組組員:城春樹
- 闘鶏の客B:沢田浩二
- 青年A:貝ノ瀬一夫
- 大谷元秀
- 八百始:斎藤喜一
- 近藤秀樹
- 角所勉
- 永沢日和
- 牧野みどり
- 杉本隆
- 青年B:大蔵晶
- 青年C:町田政則
- 河内音頭取り:三音家五郎、三音家一郎、三音家浅駒、三音家浅美、三音家浅司、三音家正治
- ディスコの歌手:フラワーキッス
- ディスコのバンド:スマイラー
- 以下ノンクレジット
- たい焼き屋:清水照夫
- 闘鶏の客C:高月忠
- 酔っ払い:泉福之助
- 松原の住民E:美原亮三
- 杉田松市:西山嘉孝
- 山岡信夫:ミス花子
- 伏見竜一(剛田組組員):今井健二
- 宣伝屋:ガッツ石松(友情出演)
- 医師:川地民夫(友情出演)
- 堺忠三郎:室田日出男
- 平尾昌晃:本人(特別出演)[3]
- 林田かね:ミヤコ蝶々
スタッフ(第1作)
[編集]- 監督:齋藤武市
- 脚本:関本郁夫、高田純
- 企画:坂上順
- 撮影:中島芳男
- 録音:小松忠之
- 照明:萩原猶義
- 美術:藤田博
- 編集:田中修
- 助監督:馬場昭格
- 記録:高津省子
- 擬斗:日尾孝司
- スチール:藤井善男
- 進行主任:志村一治
- 装置:井保国夫
- 装飾:高井義典
- 美粧:入江荘二
- 美容:石川靖江
- 衣裳:福崎精吾
- 演技事務:山田光男
- 現像:東映化学
- 音楽:鏑木創
- 宣伝担当:山本八州男(クレジットなし)
- 協力:河内音頭三音家社中(クレジットなし)
ビデオ(第1作)
[編集]発売日 | 規格 | 規格品番 | レーベル |
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VHS | |||
2013年3月21日 | DVD | DSTD03623 | 東映ビデオ |
河内のオッサンの唄 よう来たのワレ
[編集]河内のオッサンの唄 よう来たのワレ | |
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監督 | 齋藤武市 |
脚本 | 松本功、高田純、関本郁夫 |
製作 | 坂上順(企画) |
出演者 |
川谷拓三 岩城滉一 夏純子 篠ヒロコ 室田日出男 田中邦衛 |
音楽 | 鏑木創 |
主題歌 | 『河内のオッサンの唄』(ミス花子) |
撮影 | 中島芳男 |
製作会社 | 東映東京撮影所 |
配給 | 東映 |
公開 | 1976年12月25日 |
上映時間 | 93分 |
製作国 | 日本 |
前作 | 河内のオッサンの唄 |
『河内のオッサンの唄 よう来たのワレ』(かわちのオッサンのうた ようきたのワレ)は、1976年12月25日に公開された日本映画。封切り時の同時上映作品は『トラック野郎・天下御免』。
前作公開日の38日後という驚異的な短期間で公開されている。併映作品と合わせた配給収入は翌年までに12億8200万円に達し、1977年の邦画収入ランキングで7位となった(1977年の映画#日本配給収入ランキング参照)。また、主演の川谷は本作を含む各作での演技が評価され、第1回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞にノミネートされた(最優秀賞は『幸福の黄色いハンカチ』の武田鉄矢)。
キャスト(第2作)
[編集]- 権藤勇:志賀勝
- 横浜大東組組長:内田朝雄
- 難波基造:福山象三
- 鬼頭弁護士:成瀬正
- 大東参士郎:中谷一郎
- 唐山長次:岩城滉一
- 山川陽子:伊佐山ひろ子
- 堺忠三郎:室田日出男
- 昇り龍銀子:篠ヒロコ
- 鍋山慎一郎:田中邦衛
スタッフ(第2作)
[編集]- 監督:齋藤武市
- 脚本:松本功、高田純、関本郁夫
- 企画:坂上順
- 撮影:中島芳男
- 音楽:鏑木創
- 美術:藤田博
- 録音:長井修堂
- 照明:川崎保之丞
- スチール:遠藤努
- 編集:田中修
- 助監督:福湯通夫
- 進行主任:志村一治
- 宣伝担当:小田和治
外部リンク
[編集]- 映画第1作
- 映画第2作
脚注
[編集]- ^ 【昭和ロックを語る時が来た!】エディ藩が語るカップス解散後 ショーケンから頼まれた松田優作への伝言 東京スポーツ、2021年7月4日(紙面は2021年7月1日分18面)
- ^ a b 「河内のオッサンの唄(おおさか歌物語:7)」、『朝日新聞』2000年1月13日付朝刊、23頁(大阪)
- ^ 製作発表時のプレスシート等の資料を元にキャスト情報を記録しているキネマ旬報映画データベースでは、平尾の役柄を「タイヤキ屋」としており、撮影段階で変更があったとみられる。