沢村慎太朗
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沢村慎太朗(さわむら しんたろう、1962年2月24日 - )は、日本の自動車評論家。
来歴・人物
[編集]東京都台東区生まれ。実家は和菓子屋を営んでいた[1]。早稲田実業高等部、早稲田大学第一文学部美術史学卒業。
編集の仕事を経た後、自動車評論家として独立した。オートカー・ジャパンの創刊の際には1年間の約束で編集部に所属していた[2]。2008年10月には、パオロ・スタンツァーニといった著名なエンジニア等への独自取材で得た情報を元に、長年のスーパーカー研究の集大成として『スーパーカー誕生』を著した[3]。2011年7月からはメールマガジンである「沢村慎太朗FMO」を開始し、その一部は『午前零時の自動車評論』シリーズとしてまとめられている。文芸評論家の福田和也は『午前零時の自動車評論』を高く評価し[4]、沢村を「自動車評論界の小林秀雄」と絶賛した[5]。
月に一度ほどメールマガジンの読者限定のトークイベントを森慶太と共に行っている[6]。以前は大学の専攻である美術史を活かし、グッドデザイン賞審査委員も務めていた[7]。
愛車遍歴
[編集]- 過去のオートカー・ジャパンの連載によれば、足車は格安中古車を中心に、40台近く乗り継いできた模様。 確認できる範囲では、親と共同所有のセリカを皮切りに、その後アルファロメオ スパイダー、NAロードスター ハードトップ、RX-7(FD)、ボルボ 960、E30 318iカブリオレ(バウア社製)、ホンダ プレリュード、P10 日産プリメーラ、W202 メルセデスベンツ C220、シトロエン エグザンティア、E30 BMW320i、W210 メルセデスベンツE320、VW ゴルフ5 GTIなど。
- また、足車とは別にフェラーリ 328 を3台乗り継ぎ、沢村自身の設計による特注のダンパーを入れて理想の乗り味を追求したりもしていた。
- 現在は所有車をすべて手放してしまった模様
著書
[編集]- 『スーパーカー誕生』(文踊社、2008年10月、のち文春文庫)
- 『巨匠が愛したフェラーリ 女優が恋したモーガン』(三栄書房、2010年11月)
- 『午前零時の自動車評論』(文踊社、2012年4月)
- 『午前零時の自動車評論2』(文踊社、2012年7月)
- 『午前零時の自動車評論3』(文踊社、2012年10月)
- 『午前零時の自動車評論4』(文踊社、2013年2月)
- 『午前零時の自動車評論5』(文踊社、2013年6月)
- 『自動車小説』(文踊社、2013年8月)
- 『午前零時の自動車評論6』(文踊社、2014年2月)
- 『午前零時の自動車評論7』(文踊社、2014年6月)
- 『午前零時の自動車評論8』(文踊社、2014年12月)
- 『午前零時の自動車評論9』(文踊社、2015年4月)
- 『午前零時の自動車評論10』(文踊社、2015年12月)
- 『自動車問答』(文踊社、2016年4月)
- 『午前零時の自動車評論11』(文踊社、2016年8月)
- 『午前零時の自動車評論12』(文踊社、2016年12月)
- 『軽トラの本』(三栄書房、2017年5月)
脚注
[編集]- ^ “著者プロフィール”. 2013年12月27日閲覧。
- ^ 沢村慎太郎『スーパーカー誕生』文踊社、2008年、757頁。
- ^ “asahi.com(朝日新聞社):スーパーカー誕生 沢村慎太朗さん - 著者に会いたい - BOOK”. 2013年12月27日閲覧。
- ^ 『週刊新潮』6月21日特大号、2012年6月。
- ^ 『en-taxi』Winter 201第37号、2012年11月。
- ^ “トークライブご案内”. 2013年12月27日閲覧。
- ^ “年収300万円世代の賢い輸入車ライフ”. 2013年12月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- モータージャーナル
- モータージャーナル事務局 (@motorjournalFMO) - X(旧Twitter)
- IPSILON | 沢村慎太朗