沖出古墳
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沖出古墳 | |
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所在地 | 福岡県嘉麻市漆生78番地の1 |
位置 | 北緯33度34分47.79秒 東経130度43分17.43秒 / 北緯33.5799417度 東経130.7215083度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 | 全長約68m |
出土品 | 鍬形石・車輪石・石釧の石製腕飾り、埴輪 |
築造時期 | 4世紀後半 |
史跡 | 1997年7月25日県指定 |
沖出古墳(おきでこふん)は福岡県嘉麻市漆生にある古墳。4世紀終わり頃に築造された全長約68mの前方後円墳で、1997年(平成9年)7月25日に福岡県により史跡に指定されている。
概要
[編集]古墳の大きさは全長が約68m、後円部の直径が約40m。墳丘は前方部が2段で、後円部3段、斜面は石で葺かれて、壺形、円筒、朝顔形、家形の埴輪が立てられていた。後円部には、竪穴式の石室が築かれて、割竹形の石棺を納められていた。石室や盗掘坑からは、九州の古墳で唯一、三種類の石製腕飾り(鍬形石・車輪石・石釧)がセットで出土し、九州で2例目となる船の絵が線で刻まれた埴輪も発見されている[1]。石棺は割れた状態で発掘されたので、復元して置かれている。筑豊地方で最古の古墳である。
石室・石棺
[編集]割竹形の石棺があったのは後円部で、竪穴式の石室に納められていた。
被葬者
[編集]ヤマト(大和)政権と強い結び付きのある人物であったと推測された。
発掘調査
[編集]発掘調査は2度にわたって行われた。
- 第1次発掘調査 昭和62・63年度
- 第2次発掘調査 平成9・10年度
福岡県史跡指定
[編集]古墳は県の史跡に指定されている。
- 沖出古墳出土品
- 石製腕飾り(鍬形石・車輪石・石釧)
- 船の絵が線刻された埴輪 - 九州で2例目
交通アクセス
[編集]- JR九州後藤寺線下鴨生駅よりタクシーで11分
- 飯塚バスターミナルより西鉄バス山野・漆生経由西鉄大隈ゆきに乗車し「沖出」下車、徒歩5分(430m)
- 九州自動車道福岡インターチェンジより30㎞(八木山バイパス筑穂インターチェンジ経由)
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 沖出古墳 - 嘉麻市ホームページ