池田央
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池田 央(いけだ ひろし、1932年4月19日 - )は、日本の心理学者、立教大学名誉教授。日本テスト学会理事長、教育測定研究所非常勤取締役を歴任する。
専門は教育評価法、心理・教育測定学で、日本におけるテスト理論の第一人者として知られる。岡山県出身。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1952年 東京都立日比谷高等学校卒業
- 1956年 東京大学教育学部教育心理学科卒業
- 1958年 同大学院修士課程修了
- 1964年 同博士課程満期退学
- 1961-65年 アメリカ・イリノイ大学大学院(フルブライト留学)
- 1965年 同大学で博士号を取得
職歴
[編集]- 1965年 立教大学社会学部専任講師
- 1967年 同助教授
- 1973年 同教授
- 1979年 東京工業大学教育工学開発センター教授
- 1979-81 大学入試センター教授(併任)
- 1982年 立教大学社会学部教授
- 1985-86年 ピッツバーグ大学フルブライト上級研究員
- 1992-98年 放送大学客員教授
- 1998年 立教大学教授を定年退職、名誉教授
- 1998-2010年(財)日本英語検定協会理事
- 1998-2010年(財)日本生涯学習総合研究所理事
- 1999-2009年(財)日本人事試験研究センター理事
- 2002年-(株)教育測定研究所取締役
- 2003年-2008年 日本テスト学会理事長
- 2009年-(特定非営利活動法人)全国検定振興機構理事
- 2010年- 同 理事長
- 2010年-(財)日本英語検定協会 英語教育研究センター常任審議委員
著書
[編集]単著
[編集]- 『統計調査のコンピューター解析』 東洋経済新報社、1971年2月
- 『行動科学の方法』 東京大学出版会、1971年10月
- 『心理学研究法8 テスト2』東京大学出版会、1973年7月
- 『統計的方法(基礎)』新曜社、1976年11月
- 『テストで能力がわかるか』日本経済新聞社、1978年2月
- 『新しいテスト問題作成法』第一法規出版、1980年11月
- 『調査と測定 社会科学・行動科学のための数学入門』新曜社、1980年9月
- 『テストと測定』 第一法規出版、1982年6月
- 『テストの科学 試験にかかわるすべての人に』日本文化科学社、1992年2月
- 『現代テスト理論』行動計量学シリーズ 朝倉書店、1994年10月
共編著
[編集]- 『心理測定・学習理論 現代統計数理シリーズ14』(印東太郎・小野茂)森北出版、1977年7月
- 『統計ガイドブック』新曜社、1989年7月
- 『テスト・スタンダード』(日本テスト学会編)金子書房、2007年9月
- 『全国学力調査 日米比較研究』(荒井克弘・倉元直樹 編)金子書房、2008年5月
- 『見直そう、テストを支える基本の技術と教育』日本テスト学会編、2010年4月
翻訳
[編集]- 『試験問題の作り方』 (アドキンス) 日本文化科学社、1970年3月
- 『行動研究法入門』 (ローゼンタール&ロスノウ) 新曜社、1976年2月
- 『コンピュータによる因子分析法』 (ホルスト) 柏木繁男共訳 科学技術出版社 1978年12月
- 『調査分類データの解析法』 (アプトン) 岡太彬訓共訳 朝倉書店 1980年9月
- 『教育測定法』(ロバート・L.リン)共訳 C.S.L.学習評価研究所、1992年12月
- 『教育・心理検査法のスタンダード』赤木愛和と監訳(米国教育学会編、赤木愛和と共同翻訳)図書文化社、1993年12月
- 『テスト作成ハンドブック』(ダウニング&ハラディーナ)監訳、教育測定研究所、2008年12月