江藤造船所
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種類 | 特例有限会社 |
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本社所在地 |
日本 〒847-0861 佐賀県唐津市二タ子3丁目214-1 |
設立 | 1970年 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 1300002010164 |
事業内容 | 各種船舶(アルミ・FRP・チタン・木船)の建造販売・改造修理、その他 |
代表者 | 代表取締役 江藤光明 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 7名 |
外部リンク | http://web.people-i.ne.jp/~etozosen/ |
有限会社江藤造船所(えとうぞうせんしょ)は、佐賀県唐津市に本社・工場を置く造船事業者である。
概要
[編集]軽合金製小型船舶の建造に特色があり、アルミ合金製漁船の建造実績が多い[1]。1998年(平成10年)にはチタン製漁船の開発・建造も行っている[2][3][4]。純チタン船の建造実績を有する造船所としては世界でも数少ない存在(2015年の時点では唯一)である[5]。漁業取締船などの官公庁船の受注もある[1]。
小型旅客船・高速旅客船の建造実績も多い[1]。旅客船の多くは有限会社三愛船舶設計(佐賀県三養基郡基山町)が設計を手掛けており、沖縄県の八重山観光フェリーからは1990年代以来継続して同社設計の高速旅客船の建造を受注している[1][6][7][8]。2016年に、やはり三愛船舶設計の設計により福岡県糸島市の市営姫島航路向けに建造した小型旅客船ひめしまは、島民らと綿密なディスカッションを行い外観・居住空間のデザインを行った点や、就航海域の海象条件に合わせた横揺れ対策の船型、コンピュータ制御の減揺装置の採用等が評価され、日本船舶海洋工学会のシップ・オブ・ザ・イヤー2016小型客船部門賞を受賞した[9][10]。
工場
[編集]- 所在地:佐賀県唐津市二タ子3丁目214-1
- 唐津東港の二タ子地区に立地する[11]。
- 進水船台やドック、大型固定クレーンはなく、工場で完成させた船舶は工場前の岸壁から移動式クレーンによって進水させる[8]。
沿革
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 有限会社江藤造船所公式サイト掲載「造船実積」(2021年11月8日閲覧)
- ^ a b 1998年5月22日付西日本新聞「チタン製の漁船起工 唐津の造船所 動力船では世界初」
- ^ a b 1998年10月13日付西日本新聞 超短波
- ^ a b 1998年10月13日付毎日新聞「オールチタン製漁船進水 唐津の造船所」
- ^ 日本船舶海洋工学会 学会誌-KANRIN-第62号(2015年9月) 「シリーズ学生突撃レポート Vol.018 有限会社 江藤造船所」(2023年6月6日閲覧)
- ^ 1997年11月22日付西日本新聞「試運転で40ノット記録」
- ^ 『世界の艦船』1998年3月号(No.536)p.119
- ^ a b 2021年10月21日付佐賀新聞「石垣のフェリー、唐津で製造 江藤造船所、20年超える縁 11隻目、沖縄の自然デザイン」(2023年6月6日閲覧)
- ^ 『世界の艦船』2017年9月号(No.865) pp.66-68
- ^ 公益社団法人日本船舶海洋工学会『シップ・オブ・ザ・イヤー2016』(2023年6月24日閲覧)
- ^ a b 有限会社江藤造船所公式サイト掲載「会社概要」(2021年11月8日閲覧)