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永原康史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

永原 康史(ながはら やすひと、1955年 - )は、日本のグラフィックデザイナーアートディレクター多摩美術大学教授。大阪生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科博士後期課程満期退学[1]。 2007年よりモリサワ・ウェブサイトにて「文字の手帖─文字を組む方法」、また2001年6月より雑誌 『Web Designing』にて「デザインにできること」を連載中。

元妻の福井めぐみ(C.Memiこと永原めぐみ)はフォークデュオ「杏」で活動、娘の永原真夏はミュージシャンとして活動している[2]

職歴

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主な仕事

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  • 1995年「イマジネーションの表現」東京都写真美術館/第8回大阪トリエンナーレ美術展カタログコンクール最優秀作品賞
  • 2000年「戦国博」インターネット博覧会岐阜県パビリオン/2001年グッドデザイン賞
  • 2002年「本阿弥光悦マルチメディア展示プロジェクト」フィラデルフィア美術館、光悦プロジェクト/MMCAマルチメディアグランプリ2000 展示・イベント部門最優秀賞
  • 2002年「RGBスケールキット」
  • 2004年「サイバー日本館」2005年愛知万博政府出展事業
  • 2006年「秀英体展示室」DNP五反田ビル/DDA優秀賞
  • 2007年「地下展─空想と科学がもたらす闇の冒険」日本科学未来館文化庁メディア芸術祭 アート部門審査委員会推薦作品

著書

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単著

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  • 『3 1/2[サンカ・ニブンノイチ]』 講談社、1993年、ISBN 4061774018
  • 『デザイン・ウィズ・コンピュータ』 MdNコーポレーション、1999年、ISBN 4844355082
  • 『日本語のデザイン』 美術出版社、2002年、ISBN 4568502438
  • 『デザイン・ウィズ・コンピュータ[改訂版]』 MdNコーポレーション、2003年、ISBN 978-4844356844
  • 『デザインの風景』 ビー・エヌ・エヌ新社、2010年、ISBN 978-4861007040
  • 『インフォグラフィックスの潮流:情報と図解の近代史』 誠文堂新光社、2016年、ISBN 978-4416115497
  • 『よむかたち : デジタルとフィジカルをつなぐメディアデザインの実践』 誠文堂新光社、2022年、ISBN 978-4416522622

共著

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  • 『CGステレオグラム』小学館、1992年
  • 『3D美術館』美術出版社、1993年
  • 『高等学校芸術科 美術 II』光村図書出版、2002年
  • 『高等学校芸術科 美術 II(教師用)』光村図書出版、2002年
  • 『デザイン言語─感覚と論理を結ぶ思考法』慶應義塾大学出版会、2002年
  • 『映像体験ミュージアム─イマジネーションの未来へ』工作舎、2002年
  • 『VISUAL DESIGN 5 コンピュータとデザイン』六燿社、2003年
  • 『intermedia─メディアと芸術の相関を思考する』トランスアート、2003年
  • 『タイポグラフィ・タイプフェイスのいま。─デジタル時代の印刷文字』女子美術大学日本エディタースクール出版部、2004年
  • 『中学校美術科 美術1,2・3上,2・3下』光村図書出版、2006年
  • 『デザイン言語2.0─インタラクションの思考法』慶應義塾大学出版会、2006年
  • 『創造性の宇宙─Universe of Interaction』(多摩美術大学情報デザイン学科十周年記念論集)工作舎、2008年

主な展覧会

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  • 1993年 個展「[Gemini─二つの眼と一つの脳による読書術]展」インターフォーム・コンテンポラリー(大阪)
  • 1998年「On the ashes of stars 展」モナッシュ大学ギャラリー(メルボルン)
  • 2000年「The Arts of Ho’ami Koetsu, Japanese Renaissance Master」フィラデルフィア美術館(フィラデルフィア)
  • 2002年「映像体験ミュージアム─イマジネーションの未来へ」東京都写真美術館ほか全国巡回(倉敷市立美術館、福井県立美術館せんだいメディアテーク、茨城県つくば美術館、福岡市博物館
  • 2002年 個展「永原康史[メディアとデザイン]展」DIC COLOR SQUARE(東京)
  • 2004年「違いとギャップ、その集めた表」弘益大学現代美術館(ソウル)
  • 2005年「Meta Visual─10 Anniversaire du Tokyo Metropolitan Museum of Photography」Centre des Arts d’Enghien-les-Bains(パリ)
  • 2007年「COMMIX Art Festival in Pusan 2007」NCギャラリー(釜山)
  • 2007年「堀場国際会議[ユビキタス・メディアーアジアからのパラダイム創成]」東京大学工学部2号館2階展示室/2階フォーラム(東京)

受賞歴

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  • 1993年:InterNational QuickTime Festival Judges 実験作品部門 優秀作品賞[3]
  • 1995年:第37回 全国カタログポスター展 印刷研究所賞[3]
  • 1996年:大阪トリエンナーレ'96 第8回 美術展カタログコンクール 最優秀作品賞[3]
  • 1996年:第38回 全国カタログポスター展 印刷研究所賞[3]
  • 2000年:MMCA マルチメディアグランプリ2000 展示イベント部門 最優秀賞[3]
  • 2002年:GOOD DESIGN AWARD 2002 コミュニケーションデザイン部門 グッドデザイン賞[3]
  • 2008年:文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員会推薦作品(サイン・展示グラフィック担当「地下展」日本科学未来舘)[3]
  • 2011年:国際カレンダー展 特別賞(ドイツ)[3]
  • 2012年:第64回全国カレンダー展 国立印刷局理事長賞[3]

外部リンク

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脚注

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