氷平風穴
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氷平風穴(こおりだいらふうけつ)は、長野県上田市真田町傍陽にある風穴。中組地区の山の標高1000m付近にある[1]。
概要
[編集]石垣で囲まれたくぼみになっており、間口1.8m、奥行き3.6m、高さ2.3mほどの大きさであると、古い資料が伝える。建物はないが、風穴に通じる石壁の通路が残る[1]。
明治から昭和にかけて、風穴から流れ出る冷たい空気を利用して蚕卵紙を貯蔵して冷却し、蚕の卵が孵化する時期を遅らせるのに利用した[1]。蚕卵紙を冷やさないと、春の気温上昇に伴い一斉に孵化するので、養蚕農家は通年飼育による生産規模の拡大を図ることができない。
風穴は、上田小県地域に約30か所ほどあり、長野県内には116か所を数える[1]。
所在地
[編集]- 長野県上田市真田町傍陽中組地区の山中