水沼窯
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水沼窯(みずぬまよう)は、現在の宮城県石巻市に残る中世陶器の窯跡。北上川旧河口の近隣で発見され、平安時代末期の12世紀前半に開かれたとみられている[1][2]。斜面を利用した半地下式の窯(窖窯)で分焔柱をともなっており、渥美焼の強い影響のもとで生まれた[1]。渥美焼に見られる袈裟襷文を描いた壺が焼かれていたことから、奥州藤原氏が渥美焼を地元で作るために、尾張国などから工人を招聘して開窯させたと考えられている[2][3]。
出典
[編集]- ^ a b “陶器がつなぐ奥州と東海│54号 和船が運んだ文化:機関誌『水の文化』”. ミツカン 水の文化センター. ミツカン. 2024年10月13日閲覧。
- ^ a b “発掘!古代いしのまき 考古学で読み解く牡鹿地方 >平安末期の石巻地方”. 河北新報オンライン (2023年12月20日). 2024年10月13日閲覧。
- ^ “水沼の窯跡 - 石巻市立稲井小学校”. www.city.ishinomaki.lg.jp. 2024年10月13日閲覧。