毛利まさみち
もうり まさみち 毛利 まさみち | |
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生誕 | 1946年7月7日(78歳) |
職業 | 切り絵作家 |
毛利 まさみち(もうり まさみち、本名・毛利 昌道 1946年7月7日~は、日本の切り絵作家で、絵本・児童文学作家。切り絵絵本である代表作品に「ももの里」や、「原爆の日(文/岩崎京子)」がある。また、長編ファンタジー「青の森伝説」や、東北大震災とヒロシマ被爆をテーマにした「青い空がつながった」などの児童文学作品がある。日本児童文学者協会会員、絵本学会会員、元・日本きりえ協会会員。代表作品に「ももの里」や「原爆の火」がある。
来歴・人物
[編集]熊本県で育ち、広島県の高校に通う。以後、広島県広島市に住む。 少年・青年時代を通じて、手塚治虫の漫画と、滝平二郎の切り絵にあこがれ、切り絵の手法を独習。40歳のころから、わが子への誕生日プレゼントとして、切り絵絵本を作り始める[1]。
1988年、第11回日本の絵本賞(主催・全国学校図書館協議会など)の新人賞部門で「ももの里」が新人賞(佳作)受賞。同・手づくり絵本コンテスト部門で、11回~14回まで、全国学校図書館協議会賞、読売新聞社賞、文部大臣奨励賞などを連続受賞。1992年、秋田県峰浜村(現在の八峰町)が主催した『手づくり紙芝居コンテンスト』で、「お星様を食べたタヌキのポンタ」が最優秀賞を受賞。
なお、絵本の「ももの里」(汐文社=のちにリブリオ出版社より再刊)には、長男である武雄(当時10歳)に思いを込め『タケ』という少年を主人公として登場させている。また「おさんぎつね」(農文協)に登場する少女は、長女・美穂がモデルである。
主な作品
[編集]- 『ももの里』汐文社 (1994/11) ISBN 978-4811302683
- 『空のむこうに』汐文社 (1996/02) ISBN 978-4811303093
- 『おさんぎつね』農山漁村文化協会 (1997/02) ISBN 978-4540961199
- 『がんばりなっせ!おにいちゃん』汐文社 (1997/10) ISBN 978-4811371191
- 『原爆の火』新日本出版社 (2000/08) ISBN 978-4406027533
- 『お星さまをたべた タヌキのポンタ』汐文社 (2008/08) ISBN 978-4811385181
- 『青の森伝説』新日本出版社 (2008/09) ISBN 978-4406051651
- 『オニさん こちら』汐文社 (2008/10) ISBN 978-4811385198
- 『がんこな天狗どん』汐文社 (2009/01) ISBN 978-4811385204
- 『鬼が山』絵本塾出版 (2011/12/19) ISBN 978-4904716670
- 『青い空がつながった』 新日本出版社 (2014/1/30) ISBN 978-4406057394
(共著)
- 『やさしい手づくり絵本のつくり方』全国学校図書館協議会編(1992/07)ISBN 978-4793300400
- 『こわ~いオバケ』文溪堂・児童文学者協会編(2014/07)ISBN 978-4799900826
切り絵作品など
[編集]- 『和の趣』技術評論者(2006年、2007年版)
- 『上撰 美麗年賀状』宝島社(2009年、2015年版)
- 『特撰年賀状』『楽々プリント年賀状』晋遊舎(2010年版)
※ 上記は年賀状などの素材として、切り絵デザイン作品がそれぞれ4~8点ずつが収録(掲載)されている。
※ 他に、おたふくソース(株)の情報誌『おたふく』(2003年夏・秋・冬号~2004年春号)の表紙絵や、企業、官公庁のカレンダー、広報チラシの挿絵などを多く手がけている。
出典
[編集]- ^ 汐文社 ももの里「あと書き」