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母線 (配電)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

母線(ぼせん)とは、変電所受電設備において、電力を分配する主回路となる導体である。

構造

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裸母線

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銅製の固定式母線

裸母線とは、絶縁被覆の無い導体をがいしで固定して使用するものである。

密閉母線

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密閉母線とは、接地した金属箱内に導体を収納するものである。

構成

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母線構成の比較
構成 信頼性 系統運用 設備費 用途等
二重母線4ブスタイ方式 事故時に1/4母線のみ停止 4変電所に分割可能 高い 重要度の高い基幹変電所
1・1/2遮断機母線方式 母線事故時に系統への影響がほとんどない 遮断器点検時の当該線路停止なし 高い
制御回路が複雑
保守費用も高い
二重母線方式 事故時に1/2母線のみ停止 2変電所に分割可能 普通 1次変電所以上の重要度の高い電気所
環状母線方式 事故時の停止範囲の局在化が可能 自由度が低い

遮断器点検時の当該線路停止なし

高い 発電所の昇圧用
単母線方式 母線事故時に一旦全停電する 自由度が低い
断路器での分割運用は可能
安い 配電用変電所
増設工事前の1次変電所
ユニット送電方式 地中ケーブル・機器の信頼性向上
事故時の2次側自動切替などで信頼性確保できる
自由度が低い
系統が単純で運用しやすい
安い
受電用遮断器が省略され保守費用が安い
転送遮断が必要
都市部の変電所

地下変電所

脚注

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参考文献

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  • 日本技能教育開発センター 編『挑戦!電検二種受験合格講座 電力』(第6版)、2007年。 P211

関連項目

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外部リンク

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