殺意の夏
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殺意の夏 | |
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L'Été meurtrier | |
監督 | ジャン・ベッケル |
脚本 | セバスチアン・ジャプリゾ |
原作 | セバスチアン・ジャプリゾ |
製作 | クリスティーヌ・ベイトゥ |
出演者 |
イザベル・アジャーニ アラン・スーション |
音楽 | ジョルジュ・ドルリュー |
撮影 | エチエンヌ・ベッケル |
編集 | ジャック・ウィッタ |
製作会社 |
S.N.C. C.A.P.A.C. TF1フィルムズ |
配給 |
S.N.C. 日本ヘラルド映画 |
公開 |
1983年5月11日 1985年6月15日 |
上映時間 | 134分 |
製作国 | フランス |
言語 | フランス語 |
『殺意の夏』(さついのなつ、フランス語原題:L'Été meurtrier / 英題:One Deadly Summer)は、ジャン・ベッケル監督が1983年に製作したフランス映画。
1978年にドゥ・マゴ賞を受賞したセバスチアン・ジャプリゾの同名小説をもとに、ジャン・ベッケル監督が1983年に製作したサスペンス作品である。カンヌ国際映画祭パルム・ドールにノミネートし、主演のイザベル・アジャーニがセザール賞主演女優賞を受賞した。
ストーリー
[編集]この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
フランス南部の小さな町にエリアーヌが両親とともに引っ越してくる。美しくセクシーな彼女の姿に、修理工で消防夫のパン・ポンはすぐに惹かれるが、彼女にはかつて母ポーラをレイプして妊娠させた実の父親を見つけ出し、復讐するという目的があった。レイプ犯が運んでいた自動ピアノがパン・ポンの亡父のものであることを知ったエリアーヌはパン・ポンに近づき、彼の家に「嫁」として入り込む。
キャスト
[編集]- エリアーヌ・ヴィーク(エル) - イザベル・アジャーニ: アラーム出身の派手な女性。19歳。
- フロリモン・モンテチアリ(パン・ポン) - アラン・スーション: 修理工で民間消防員。亡父レロは南イタリア出身。
- ニーヌ - シュザンヌ・フロン: パン・ポンの母の姉。空襲で耳が不自由に。「コニャータ(イタリア語で義理の姉)」と呼ばれている。
- モンテチアリ夫人 - ジェニー・クレーヴ: パン・ポンの母。ディーニュ出身。スコットランド系。
- ポーラ・ヴィーク・ドヴィーニュ(エヴァ・ブラウン) - マリア・マチャド: エルの母。ドイツ人。
- カラミテ・デュー - イヴリーヌ・ディディ: エルを愛するレズビアンの女性教師。
- ルバレック - ジャン・ガヴァン: 製材所のオーナー。かつてモンテチアリ家の自動ピアノを妹の夫トゥーレと運搬した。
- ミッキー - フランソワ・クリュゼ: パン・ポンの弟。材木運搬の仕事に従事。自転車レースの選手。
- ブブ - マニュエル・ジェラン: パン・ポンの13歳下の末弟。成績優秀で大学進学予定。
- アンリ(アンリ四世) - ロジェ・カレル: パン・ポンが働く自動車修理工場の親方。妻がパン・ポンと同窓。
- ガブリエル・ドヴィーニュ - ミシェル・ガラブリュ: エルの父。足が不自由。
- トゥソー看護師 - マリー=ピエール・ケイシー
- ジョゼット - セシル・ヴァソール: ミッキーの恋人。
- 女医 - エディット・スコブ
- (役名不明)[1] - ヴィジニー・ヴィニョン
- ジョルジュ・マシーニュ - マルタン・ラモット: パン・ポンの友人。エルと付き合っていた。
スタッフ
[編集]- 監督 - ジャン・ベッケル
- 脚本 - セバスチアン・ジャプリゾ
- 原作 - セバスチアン・ジャプリゾ
- 音楽 - ジョルジュ・ドルリュー
- 撮影 - エチエンヌ・ベッケル、ジャック・ドロー
受賞・ノミネート
[編集]映画祭・賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
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第9回セザール賞 | セザール賞作品賞 | ノミネート | |
セザール賞監督賞 | ジャン・ベッケル | ||
セザール賞脚本賞※脚色部門 | セバスチアン・ジャプリゾ | 受賞 | |
セザール賞主演男優賞 | アラン・スーション | ノミネート | |
セザール賞主演女優賞 | イザベル・アジャーニ | 受賞 | |
セザール賞助演男優賞 | フランソワ・クリュゼ | ノミネート | |
セザール賞助演女優賞 | シュザンヌ・フロン | 受賞 | |
セザール賞音楽賞 | ジョルジュ・ドルリュー | ノミネート | |
セザール賞編集賞 | ジャック・ウィッタ | 受賞 |
出典
[編集]- ^ “L'été meurtrier (1983) - Full cast and crew” (英語). IMDb. 2012年6月8日閲覧。