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死刑求刑に対する一審無罪判決の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

死刑求刑に対する一審無罪判決の一覧(しけいきゅうけいにたいするいっしんむざいはんけつのいちらん)は日本国内で発生した、死刑求刑に対して一審で無罪判決が出された事件の一覧である(二審で有罪となった事件や別件で有罪が確定した事件も含む)。

1958年以降に死刑求刑された事件

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最高裁に記録の残る1958年以降、死刑求刑された事件での一審での無罪判決は10件ある(別件で有罪が確定した事件を除く)。一審判決順に以下の通りである(カッコ内は一審判決年)。

別件で有罪判決が出た事件

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死刑求刑事件で事実上一審無罪となった事件は他にも数件あるが、これらは別件の微罪の事件において有罪が言い渡されているため、記録上は懲役刑となっている。一審判決順に以下の通りである。(カッコ内は一審判決年)。

1957年以前に死刑求刑された事件

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最高裁に記録が残っていない1957年以前の判決では、以下の事件で一審無罪判決が出ている(別件有罪も含む)。一審判決順に以下の通りである(カッコ内は一審判決年)。

死刑確定後の再審無罪

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死刑が確定した後、再審で無罪が確定した事件には無罪判決順に次の5件がある(カッコ内は無罪判決年)。

  • 免田事件(1983年):事件発生から35年後に再審無罪判決。
  • 財田川事件(1984年):事件発生から34年後に再審無罪判決。
  • 松山事件(1984年):事件発生から29年後に再審無罪判決。
  • 島田事件(1989年):事件発生から35年後に再審無罪判決。
  • 袴田事件(2024年):事件発生から58年後に再審無罪判決。

無期・有期懲役確定後の再審無罪

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求刑死刑に対し無期・有期懲役の判決が確定した後に再審で無罪となった事件には次の1件がある。再審無罪判決が地裁で言い渡されたもののみを挙げる(カッコ内は無罪判決年)。

  • 梅田事件(1986年):一、二審とも無期懲役、最高裁で確定。事件発生から36年後に再審無罪判決(再審では無期懲役が求刑された)。

その他

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CMソングプロダクション社長殺害事件では一審で検察が求刑を放棄し、心神喪失として無罪判決が出たが、それが仮病であることが判明したため二審では死刑が求刑され、無期懲役判決が下った。

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ 『労働保険審査会裁決集 昭和42年度下』72頁 労働省 1968年
  2. ^ 『高知年鑑 昭和39年版』134頁 高知新聞社 1963年

関連項目

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