武田専
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武田 専 (たけだ まこと) | |
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生誕 |
武田 専 (たけだ まこと) 1923年11月 日本・東京 |
死没 |
2013年6月10日(満90歳没) 日本 |
国籍 | 日本 |
研究分野 |
精神医学 精神分析学 |
研究機関 | 慶應義塾大学医学部 |
出身校 |
早稲田大学政治経済学部 慶應義塾大学医学部 医学博士(慶應義塾大学・1959年) |
プロジェクト:人物伝 |
武田 専(たけだ まこと、1923年11月[1] - 2013年6月10日)は日本の精神科医、精神分析家。医学博士[2][3]。
日本における精神分析の黎明期に活躍した人物であり、古沢平作、土居健郎、西園昌久、前田重治らと共に日本精神分析学会の設立に尽力した[4]。また境界例研究の先駆者としても知られる[3]。
略歴
[編集]1923年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部中退後、1953年慶應義塾大学医学部卒業。1959年医学博士(慶応義塾大学)[3]。精神科医局勤務を経て、医療法人社団慶神会武田病院理事長[2]。株式会社大崎グループ代表取締役名誉会長。
学会
[編集]- 日本精神分析学会名誉会員
著書
[編集]- 『病気ノイローゼ —どこも悪くない不思議 医者が信じられない人に』ベストセラーズ、1971年。
- 『神経のいたずら —病気でない病いの診断』ベストセラーズ、1974年。
- 『学徒兵らくだ君』講談社、1981年5月。
- 光人社NF文庫版:1997年11月。ISBN 476982176X。
- 『わんぱくらくだ君』講談社、1984年2月。ISBN 4062010240。
- 『精神分析と仏教』新潮社、1990年8月。ISBN 4106003848。
- 『現代人の「こころの病い」 —健康と病いの境界を求めて』悠思社、1993年1月。ISBN 494642444X。
- 『じーちゃんの思春期 —らくだ君物語』出版芸術社、2001年2月。ISBN 4882932016。
- 『分裂病という名の幻想』元就出版社、2003年7月。ISBN 4906631967。
- 『人はなぜ自殺するのか —中高年の自殺と若者のひきこもり』元就出版社、2005年12月。ISBN 4861060389。
- 『時を旅する —私の日本史探訪 古代・中世・近世の文化と思想』慶応義塾大学出版会、2008年4月。ISBN 9784766414738。
- 『定年と第二の人生 —団塊世代の生き方』元就出版社、2008年11月。ISBN 9784861061714。
- 『老人の死と品格 —老いと落語』元就出版社、2012年3月。ISBN 9784861062094。
出典
[編集]- ^ 『現代物故者事典2015~2017』(日外アソシエーツ、2015年)p.897
- ^ a b 武田専『時を旅する —私の日本史探訪 古代・中世・近世の文化と思想』慶応義塾大学出版会、2008年4月。ISBN 9784766414738。
- ^ a b c 武田専. “所謂「境界線症例」Borderline caseに就いて : 特に精神分裂病と神経症との境界領域”. 国立国会図書館. 2013年9月16日閲覧。
- ^ “日本精神分析学会 - 会長挨拶 藤山直樹”. 日本精神分析学会. 2013年9月16日閲覧。