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歌川 広近(うたがわ ひろちか、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
歌川豊広の門人で本姓は安藤、安政のころ没したという。子に二代目広近がいる[1]。『浮世絵師伝』は作画期を文政の頃とする。なお歌川広重も安藤姓を称しているが、広重こと安藤重右衛門の当時の家系で広近に当たる人物は知られず、血縁上の関わりはなかったと考えられる[2]。
- ^ 以上『真偽評価書画鑑定指針 浮世絵諸派系』(51 - 52頁)に拠る。
- ^ 『浮世絵大系11 広重』(集英社、1975年)、「広重関係系図」(77頁)。
- 吉岡班嶺編 『真偽評価書画鑑定指針 浮世絵諸派系』 帝国絵画協会、1928年 ※51 - 52頁
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]。