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橋本青雨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

橋本 青雨(はしもと せいう、1878年9月1日 - 1944年8月24日)は、日本のドイツ文学者、翻訳家、ドイツ語学者。

本名・橋本 忠夫。

人物・来歴

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宮城県出身。1902年小説と俳句を収めた『ほし草』を刊行。

1904年東京帝国大学文学部独文科卒。のち独文学を中心とする翻訳に従事。 イプセンシラーハウプトマンなどの翻訳を「帝国文学」「新小説」「新声」などに掲載し、明治末に最も活躍した。

のち第三高等学校教授、松本高等学校教授、中央大学教授となり研究に従事した[1]

孫は橋本和孝(関東学院大学名誉教授)[2]

著書

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  • 『ほし草』(橋本忠雄名義、蘆原緑子画、佐藤養治) 1902
  • 『詩人ハイネ』(橋本忠夫名義、金港堂) 1903
  • 『愛の犠牲』(今古堂) 1906
  • 『世界文学史』(博文館、帝国百科全書) 1907
  • 『独逸語研修 上巻』(南江堂書店) 1916
  • 『和独語彙』(南江堂書店) 1918
  • 『橋本獨逸文法讀本 讀章註釋文法練習』(橋本忠夫編、南江堂書店) 1925.2
  • 『独逸語の会話と手紙』(橋本忠夫編、郁文堂書店) 1929
  • 『独逸語の修辞的構成』(橋本忠夫名義、南江堂書店) 1933
  • 『青年獨逸』(橋本忠夫名義、南江堂) 1935.12

編纂

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  • 『ユーモア小話集』(編、春陽堂、春陽堂獨逸語叢書 第1卷) 1931.10
  • 『悲喜小話集』(編、春陽堂、春陽堂獨逸語叢書 第2卷) 1931.10
  • 『精神戰線』(編、春陽堂、春陽堂獨逸語叢書 第4卷) 1931.10
  • 『復興途上の獨逸』(編、春陽堂、春陽堂獨逸語叢書 第5卷) 1931.10
  • 『閑日閑話集』(編、春陽堂、春陽堂獨逸語叢書 第3卷) 1931.11
  • 『民族及文化史問題』(橋本忠夫編、南江堂書店) 1931.12

翻訳

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  • 『男女観』(レフ・トルストイ、橋本忠夫名義訳、金港堂) 1905
  • 『当世ハイカラ競』(ベネディックス、登張竹風共訳、金港堂) 1905
  • 『ゲエテの詩』(橋本忠夫名義訳、新潮社) 1905
  • 『独逸童話集』(グリム大日本国民中学会) 1906
  • 『日の出前』(ハウプトマン、南江堂書店、現代獨逸文藝叢書、ハウプトマン傑作集 第1卷) 1913.11、のち岩波文庫(橋本忠夫名義訳)
  • 『幽霊』(イプセン、人生社) 1914
  • 『ヘルマンとドロテア』(ゲーテ、大村書店、ゲーテ全集2) 1926
  • 『基督狂』(ゲルハルト・ハウプトマン、橋本忠夫名義訳、白水社) 1941
  • 『獺の外套 喜劇』(ゲルハルト・ハウプトマン、橋本忠夫名義訳、岩波文庫) 1942
  • 『魔霊』(ゲルハルト・ハウプトマン、橋本忠夫名義訳、実業之日本社) 1942
  • 『戀人のむら氣 他五篇』(ゲーテ、大東出版社、ゲーテ全集6) 1943
  • 『シラーの対話 詩人を繞ぐる同時人の記録』(ペーターゼン編、訳編、教材社) 1944

脚注

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  1. ^ コトバンク
  2. ^ 橋本, 和孝『シンガポール・ストリート』ハーベスト社、2010年10月20日、166-168頁。