橋幸夫・吉永小百合 夢のコンビ
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「橋幸夫・吉永小百合 夢のコンビ」(はしゆきお・よしながさゆり ゆめのコンビ)は、1963年12月に発売された橋幸夫のミュージックブック(MBK3083)である。
制作経過と概要
[編集]- 1962年9月20日に発売された橋幸夫と吉永小百合のデュエット曲「いつでも夢を」(日本ビクター,VS-807)はその年30万枚以上を売上げる大ヒットとなり、第4回日本レコード大賞を受賞した。(現在までの売り上げ累計は250万枚)
- 橋や吉永を担当したビクターの女性ディレクター武田京子の企画で実現したデュエットで、当時「夢のコンビ」と言われ[1]、第2作目「若い東京の屋根の下」が制作された。また、この企画の一環として本ミュージックブックも制作された。
- 武田は、橋が恩師の遠藤実に連れられビクターのオーディションを受けたと時の担当で、後には「子連れ狼」の企画制作にも関わった人物である。コロムビア専属の作曲家・遠藤実は、変装して愛弟子橋幸夫を連れてライバル会社であったビクターのオーディションに行ったが、武田に「コロムビアの遠藤先生ですね」とすぐに見破られたと著書の中で明かしている[2]。ビクターのディレクターの中でも特に橋とは縁が深く、当ミュージックブックでも署名入りで「夢のコンビ誕生まで」を執筆している。
内容
[編集]掲載記事
- 折込みグラビア 遊園地で弁当をひろげる橋幸夫と吉永小百合
- 折込みグラビア(裏面) 幸ちゃん小百合ちゃんアルバム集
- 内表紙 橋幸夫・吉永小百合デュエット歌唱風景
- 夢のコンビ誕生まで 武田京子
- 幸ちゃんフアンの集い-ダニーボーイにうっとり
- 新しい役に体当たり
- いつでも夢を(歌詞と紹介記事、写真) TBSマネージャー三浦清
- 「若いやつ」「白い制服」(歌詞と紹介記事) 同上
- 「泥だらけの純情」「伊豆の踊子」(歌詞と紹介記事、写真) 同上
- 「若い東京の屋根の下」(歌詞と紹介記事、写真) 同上
- 橋・吉永顔写真 奥付
付属ソノシート(片面盤が4枚付属)
- シート1(いつでも夢を、若いやつ)
- シート2(白い制服、泥だらけの純情)
- シート3(伊豆の踊子、舞妓はん)
- シート4(雪坊主、若い東京の屋根の下)
制作:日本ビクター株式会社 発行:ビクター出版株式会社(1963/12)
出典
[編集]- ^ 橋幸夫・小野善太郎 『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6
- ^ 遠藤実『涙の川を渉るとき 遠藤実自伝』156-158頁 ISBN 978-4-532-16584-0 日本経済新聞出版社(東京) 2007/2
関連項目
[編集]- 橋幸夫ミュージックブック「橋幸夫チャリティ・ショウ」
- 橋幸夫ミュージックブック「そこは青い空だった 橋幸夫・吉永小百合・夢のコンビ2」