橋幸夫オールヒットメロディー第1集
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『橋幸夫オールヒットメロディー第1集』は、1961年7月にビクターレコードより発売された、橋幸夫のLP盤(30cm)でのベストオアルバム(JV-5024)である。
概要
[編集]- 1960年7月、『潮来笠』(作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正)でデビューした橋は、翌年1月に初のベストアルバムとなる、『橋幸夫傑作集』を発売したが、これは25cmLPでは収録曲数が少なく、改めて30cmLP盤でのベストアルバムが企画された。30cmLPとしは初アルバムとなる。
- 橋のベストアルバムとしては、このほかに『橋幸夫ステレオハイライト』シリーズが著名で、『傑作集』は第9集まで、『ステレオハイライト』は第7集まで制作されるが[1]、第1集にあたる初巻には号数が表示されず、第2巻以降から「第2集」などと巻数表示されるのに対して、本アルバムでは『オールヒットメロディー第1集』と初巻から巻数が明記されている。
- 『橋幸夫傑作集』同様、シングル集の意味合いが濃い。収録曲は『傑作集』がAB面合わせて8曲なのに対して、本シリーズでは12~14曲収録している。本アルバム(第1集)対象になっているのは、デビューから翌年5月発売の「南海の美少年」までの7枚14曲である。
- 収録されているシングルの発表時は以下の通りである(全シングルともビクターヒット賞受賞)[2]。
- 潮来笠(c/w 伊太郎旅唄)[1960/7/5発売] ※第2回日本レコード大賞(新人賞)
- あれが岬の灯だ(c/w 君恋い波止場) [1960/8/20発売]
- おけさ唄えば(c/w 逢いたいぜ) [1960/10/5発売]
- 喧嘩富士(c/w 流転がらす) [1960/11/5発売]
- 木曽ぶし三度笠(c/w 新三ひとり旅) [1960/12/10発売]
- 磯ぶし源太(c/w 緋桜ふぶき) [1961/3/5発売]
- 南海の美少年(天草四郎の唄)(c/w 花の白虎隊) [1961/5/5発売]
収録曲
[編集]A面
- 潮来笠
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 伊太郎旅唄
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- あれが岬の灯だ
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 君恋い波止場
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- おけさ唄えば
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 逢いたいぜ
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 喧嘩富士
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
B面
- 流転がらす
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 木曽ぶし三度笠
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 新三ひとり旅
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 磯ぶし源太
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 緋桜ふぶき
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 南海の美少年(天草四郎の唄)
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
- 花の白虎隊
- 作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
シリーズ(第2集~第4集)収録曲
[編集]- 第2集(JV-5025)1961
- A面 わが生涯は火の如く、故郷の花はいつでも紅い、沓掛時次郎、浮名の渡り鳥、すっとび仁義、あばれ天竜、明日を呼ぶ港
- B面 振り向いたあいつ、東京の美少年、故郷の灯は消えず、俺ら次郎長、喧嘩旅、風の三度笠、北海の暴れん坊
- 第3集(JV-5044)1962
- A面 江梨子、花の兄弟、悲恋の若武者、慕情のワルツ、悲しき天使、中山七里
- B面 若いやつ、大学の青春、美少年忠臣蔵、おぼろ月夜の三度笠、わが胸に歌は消えず、雲が呼んでる
- 第4集(JV-5088)1963
- A面 白い制服、舞妓はん、通天閣の灯、北海の流氷、玄海千鳥、瞼の母
- B面 若い東京の屋根の下、東京ギター、花の折鶴笠、薩南健児の歌、箱根山、お祭り小僧
出典
[編集]- ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 220,259-261頁
- ^ ビクターエンタテインメント『吉田正大全集~1948-1997』1997/9 解説書29頁作品年表参照