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橋幸夫オールヒットメロディー第1集

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『橋幸夫オールヒットメロディー第1集』は、1961年7月にビクターレコードより発売された、橋幸夫LP盤(30cm)でのベストオアルバム(JV-5024)である。

概要

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  • 1960年7月、『潮来笠』(作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正)でデビューした橋は、翌年1月に初のベストアルバムとなる、『橋幸夫傑作集』を発売したが、これは25cmLPでは収録曲数が少なく、改めて30cmLP盤でのベストアルバムが企画された。30cmLPとしは初アルバムとなる。
  • 橋のベストアルバムとしては、このほかに『橋幸夫ステレオハイライト』シリーズが著名で、『傑作集』は第9集まで、『ステレオハイライト』は第7集まで制作されるが[1]、第1集にあたる初巻には号数が表示されず、第2巻以降から「第2集」などと巻数表示されるのに対して、本アルバムでは『オールヒットメロディー第1集』と初巻から巻数が明記されている。
  • 『橋幸夫傑作集』同様、シングル集の意味合いが濃い。収録曲は『傑作集』がAB面合わせて8曲なのに対して、本シリーズでは12~14曲収録している。本アルバム(第1集)対象になっているのは、デビューから翌年5月発売の「南海の美少年」までの7枚14曲である。
  • 収録されているシングルの発表時は以下の通りである(全シングルともビクターヒット賞受賞)[2]
  1. 潮来笠(c/w 伊太郎旅唄)[1960/7/5発売] ※第2回日本レコード大賞(新人賞)
  2. あれが岬の灯だ(c/w 君恋い波止場) [1960/8/20発売]
  3. おけさ唄えば(c/w 逢いたいぜ) [1960/10/5発売]
  4. 喧嘩富士(c/w 流転がらす) [1960/11/5発売]
  5. 木曽ぶし三度笠(c/w 新三ひとり旅) [1960/12/10発売]
  6. 磯ぶし源太(c/w 緋桜ふぶき) [1961/3/5発売]
  7. 南海の美少年(天草四郎の唄)(c/w 花の白虎隊) [1961/5/5発売]

収録曲

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A面

  1. 潮来笠
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. 伊太郎旅唄
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  3. あれが岬の灯だ
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  4. 君恋い波止場
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  5. おけさ唄えば
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  6. 逢いたいぜ
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  7. 喧嘩富士
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

B面 

  1. 流転がらす
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. 木曽ぶし三度笠
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  3. 新三ひとり旅
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  4. 磯ぶし源太
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  5. 緋桜ふぶき
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  6. 南海の美少年(天草四郎の唄)
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  7. 花の白虎隊
    作詞:佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

シリーズ(第2集~第4集)収録曲

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  • 第2集(JV-5025)1961
    A面 わが生涯は火の如く、故郷の花はいつでも紅い、沓掛時次郎、浮名の渡り鳥、すっとび仁義、あばれ天竜、明日を呼ぶ港
    B面 振り向いたあいつ、東京の美少年、故郷の灯は消えず、俺ら次郎長、喧嘩旅、風の三度笠、北海の暴れん坊
  • 第3集(JV-5044)1962
    A面 江梨子、花の兄弟、悲恋の若武者、慕情のワルツ、悲しき天使、中山七里
    B面 若いやつ、大学の青春、美少年忠臣蔵、おぼろ月夜の三度笠、わが胸に歌は消えず、雲が呼んでる
  • 第4集(JV-5088)1963
    A面 白い制服、舞妓はん、通天閣の灯、北海の流氷、玄海千鳥、瞼の母
    B面 若い東京の屋根の下、東京ギター、花の折鶴笠、薩南健児の歌、箱根山、お祭り小僧

出典

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  1. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993/6 220,259-261頁
  2. ^ ビクターエンタテインメント『吉田正大全集~1948-1997』1997/9 解説書29頁作品年表参照