樫原茂
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樫原 茂(かしはら しげる)は、日本の情報工学者・社会システム工学者。大阪工業大学情報科学部ネットワークデザイン学科准教授。工学博士(奈良先端科学技術大学院大学)。電子情報通信学会センサネットワークとモバイルインテリジェンス研究専門委員会専門委員。
主な専門は、情報ネットワーク(DTN・HEC含む)・インターネット工学(特にモバイルコンピューティング)、社会システム工学など。主な所属学会は、情報処理学会、電子情報通信学会、画像電子学会、日本災害情報学会、地域安全学会、ACM、IEEEなど[1] [2] [3]。
経歴
[編集]2003年奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科情報処理学博士課程修了。工学博士。2004年九州工業大学情報工学部産学官連携研究員。2005年奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科助手、2007年同大学助教(2010年から2011年までカリフォルニア大学ロサンゼルス校客員研究員)を経て、2020年大阪工業大学情報科学部ネットワークデザイン学科准教授。
指導する同大学研究室のメンバーが、2021年度社会人基礎力グランプリ近畿地区予選大会で優秀賞を受賞している[4]。
主な受賞
[編集]- International Conference on Edge Computing (EDGE2018) Best Paper Awards
- 電子情報通信学会モバイルネットワークとアプリケーション研究会2015優秀発表賞
- 電子情報通信学会通信ソサイエティ論文賞および活動功労賞
主な著書
[編集]- Networks - Emerging Topics in Computer Science (Chapter 2: A handover management for TCP communication over multi-rate WLANs)(共著、iConcept Press 2013、学術書)
- Smartphones from an Applied Research Perspective (Chapter 3: SOS Message Distribution for Searching Disaster Victims)(分担執筆、InTech 2017、学術書)
主な研究
[編集]- 消防防災活動におけるドローンの活用と地理情報システム(GIS)[5][6][7]
- 捜索活動における無人航空機の利活用へ向けた取り組み
- ICT・IoT・AIを用いたソフトシェルクラブの養殖支援
- ホームエッジコンピューティング(HEC)のための階層的負荷分散およびクラスタリング手法の研究[8] - Beyond 5Gシステム関連: アフリカのシェイク・アンタ・ジョップ大学との国際共同研究
- DTNを対象としたONEシミュレータとScenargieの機能比較と考察
情報科学の対外啓蒙活動として、以下プログラムで講師を行なっている。
- 小学生向けミニドローン体験プログラム2021[9]
- はじめてのプログラミング-SCRATCHで楽しくプログラミング体験2015/2017(バンドー神戸青少年科学館)
- ひらめき・ときめきサイエンス2017/2018 「地震に強い建物を模型とシミュレーションで体験しよう!」(兵庫県立大学)
脚注
[編集]- ^ https://www.oit.ac.jp/laboratory/room/383
- ^ https://www.ieice.org/~semi/pub/ja/committee-ja.html
- ^ http://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2014/program/data/html/event/event_B-6.html
- ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/topics/?i=8259
- ^ http://www.oit.ac.jp/is/info/detail.php?id=7503
- ^ https://www.sankei.com/article/20200906-VWVELECX5RLNLNDA35HEQRVPKE/2/
- ^ http://www.naist.jp/pressrelease/2020/07/007163.html
- ^ https://ieeexplore.ieee.org/document/9136696
- ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/pressrelease/show.php?id=8046