横森製作所
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横森製作所本社 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | 階段屋ヨコモリ |
本社所在地 |
日本 〒151-0073 東京都渋谷区笹塚1丁目47番1号 |
設立 | 1961年12月16日(創業 : 1951年) |
業種 | 金属製品 |
法人番号 | 1011001024110 |
事業内容 | 鉄骨階段の設計、製造、施工 |
代表者 | 有明威(代表取締役) |
資本金 | 6,000万円 |
関係する人物 | 横森精文(創業者) |
外部リンク |
www |
株式会社横森製作所(よこもりせいさくしょ)は、日本の鉄骨階段専門メーカーである。「階段屋ヨコモリ」と称される。ステアクライミング・ジャパンサーキットのメインスポンサーである。
概要
[編集]1951年創業の国内最大の鉄骨階段専門メーカー[1]。超高層ビル、大型ショッピングセンター、スタジアム、住宅用など、鉄骨階段と手すりの設計・製作・施工を行っている。
蓄積された高度な技術力とノウハウ、業界随一の開発力を有しており、日本の高層ビルtop50の内、80%以上に非常階段、装飾階段などが採用されている。
沿革
[編集]- 1951年(昭和26年) - 横森精文、親類と共同経営していた東京メタル工業から東京・上板橋にて独立、横森製作所を創業。
- 1953年(昭和28年) - 横森製作所、上板橋から渋谷区幡ヶ谷へ移転し、工場を設立。建築金物の設計・製作・施工を業とする。
- 1955年(昭和30年) - アーニーパイル劇場(東京宝塚劇場)の改築工事に参加。
- 1957年(昭和32年) - 戸田建設より、公団住宅のベランダや階段の手すり等を受注。
- 1959年(昭和34年) - 明治神宮参集殿の造営に参加。
- 1961年(昭和36年)12月16日 - 株式会社横森製作所を設立。横森精文、代表取締役に就任。
- 1963年(昭和38年) - NHK放送センターの第一期工事(鹿島建設・大成建設・清水建設・竹中工務店・大林組・戸田建設・間組)に参加。
- 1964年(昭和39年) - 東京オリンピック聖火集火式の聖火台(皇居二重橋前広場に設置)を受注。
- 1967年(昭和42年) - 三菱仲九号館の階段解体作業をきっかけに、YS階段を開発。内部階段として、その第1号を新有楽町ビルに施工。
- 1968年(昭和43年)
- 1970年(昭和45年) - YS階段の特許取得。 (日本・米・独・仏・英・台湾・韓国においても特許取得)
- 1971年(昭和46年) - 新宿京王プラザホテルにYS階段が採用される。
- 1972年(昭和47年) - 新宿三井ビルの階段を受注。
- 1973年(昭和48年) - 新宿安田ビルの階段を受注。
- 1974年(昭和49年) - 本社新社屋、完成。幡ヶ谷工場を昭島工場に移転合併。
- 1975年(昭和50年) - 大阪営業所を開設。
- 1976年(昭和51年)
- 新宿野村ビルの階段を受注。
- アメリカ大使館新築工事において、YS階段が唯一日本製品として採用される。
- 東ベルリンの貿易センタービルの内部階段を受注。
- 外部用階段としてSFRC階段を開発。内・外部階段双方の特許を取得し、ユニット・幅広・らせん階段を加えた国内唯一の階段専門メーカーとなる。
- 1977年(昭和52年)
- 北海道出張所、九州営業所を開設。
- 池袋サンシャイン60およびデパート棟の階段を受注。単一現場における空前の大型工事量となる。
- 1979年(昭和54年)
- 東松山工場を開設。
- 三井不動産・パークシティ溝の口でSFRC階段を大量に受注。
- 1981年(昭和56年) - 九州工場を開設。
- 1982年(昭和57年) - 加西工場を開設。
- 1983年(昭和58年)
- 1984年(昭和59年) - 広島出張所を開設。
- 1985年(昭和60年) - 名古屋営業所を開設。
- 1987年(昭和62年) - 児玉工場を開設。YS-CAD・CAMシステムを開発。
- 1988年(昭和63年) - bon手すりを開発。
- 1989年(平成元年) - X階段(ショッピングセンターなどの大型店舗適用階段 - を開発。石貼り鉄骨階段を開発。
- 1990年(平成2年) - 東京都第一庁舎および第二本庁舎の階段を受注。
- 1991年(平成3年) - いわき工場を開設。名古屋工場を開設。横浜ランドマークタワーの階段を受注。
- 1992年(平成4年)
- 階段CIMシステムを開発。
- GEOSTEP(地下工事用自動昇降式階段)を開発。
- 階段CIMシステム完成記念式典・階段博覧会を開催。
- 関西国際空港旅客ターミナルビルの階段を受注。
- 恵比寿ガーデンプレイスの階段を受注。
- 1993年(平成5年)
- 仙台営業所を開設。
- CIMSTEP-1(RC建物用先行鉄骨階段工法)を開発。
- 1994年(平成6年)
- 横浜営業所を開設。
- S-STEPを開発。
- 1995年(平成7年)
- 本社社屋改築。
- 上海の滬東造船所と合弁会社「上海滬船横森鋼結構有限公司」を設立し、中国に進出する。
- 1996年(平成8年)
- 北海道営業所開設。
- 九州工場、社団法人全国鐵構工業連合会Mグレード認定取得。
- 1997年(平成9年) - 九州工場、建築鉄骨溶接技量検定(AW検定)取得。
- 1998年(平成10年) - 児玉工場、社団法人全国鐵構工業連合会Mグレード認定取得。
- 1999年(平成11年)
- 昭島工場、東松山工場を岡部工場に集約する。
- 岡部工場開設。
- 2002年(平成14年)
- 有明利昭、代表取締役に就任する。
- 01-STEPを開発。
- 韓国の斗河株式会社に技術供与し、斗河横森株式会社を設立。
- 3次元CADシステム・CADYS21を開発。
- 2003年(平成15年) - 鉄骨階段リニューアル事業に本格参入。
- 2004年(平成16年) - SYSTAIR(住宅向けインテリア階段)を開発。
- 2005年(平成17年) - 児玉工場、AW検定取得。
- 2007年(平成19年) - 北京オリンピックスタジアム(北京国家体育場)の階段を受注。
- 2008年(平成20年)
- 名古屋工場を移設、新名古屋工場を開設。
- 岡部工場Mグレード認定取得。
- 東日本地区事業所(北海道支店を除く)ISO9001認証取得。
- 2009年(平成21年)
- 東京スカイツリーの階段を受注。
- 西日本地区事業所、ISO9001認証取得。
- 2010年(平成22年)
- あべのハルカスの階段を受注。
- いわき工場、名古屋工場、加西工場Mグレード認定取得。
- 2015年(平成27年)
- Z55-BWD階段を改良し、Z-DWD階段を開発。豊橋工場を開設。
- 「上海横精鋼結構有限公司」を設立。
- 「YOKOMORI STAIRS CORPORATION」を設立し米国に進出。
- 2016年(平成28年)
- 日本企業として初めてシンガポールBCAのSSSS CATEGORY S2を取得。
- YS階段をモデルチェンジ。DYS-P階段、DYS-M階段を開発。
- 「YOKOMORI STAIRS CORPORATION」を「YOKOMORI USA HOLDINGS CORPORATION」に社名変更。
- YOKOMORI USAの100%子会社として「SENTRY STEEL, Inc.」を設立し、米国事業へ本格参入。
- 2017年(平成29年)
- 国内の全事業所でISO9001認証を取得。BIMに対応した新CADシステム「CADYSⅡ」を開発。北海道工場を開設。
- 合弁会社「YOKOMORI SINGAPORE PTE LTD」を設立し、シンガポールへ進出。
- 2018年(平成30年)
- 「YOKOMORI presents ハルカススカイラン2018」開催。
- 2021年(令和3年)
- 創業70周年。
- 上海横精鋼結構有限公司の名称を「上海横森鋼結構制作有限公司」に変更。
- 有明威、代表取締役に就任。
- 2024年(令和6年)
- 本社を渋谷区幡ヶ谷から渋谷区笹塚へ移転。
参考文献
[編集]- https://id.ndl.go.jp/bib/029286797 書誌ID 029286797 国立国会図書館蔵書「カイダン博覧館 2 : 戦後50年と鉄骨階段」
- https://id.ndl.go.jp/bib/029286794 書誌ID 029286794 国立国会図書館蔵書「カイダン博覧館 4 : 21世紀の階段屋」
脚注
[編集]- ^ 建設工業調査会「ベース設計資料」p46.2016.12
- ^ 『村野藤吾:横森製作所講演』早稲田建築アーカイブス、http://waarchives.org/