横山裕二
よこやま ゆうじ 横山 裕二 | |
---|---|
生誕 |
1977年2月8日(47歳) 日本・山口県 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2006年 - |
ジャンル | エッセイ漫画[1] |
代表作 |
『ツール・ド・本屋さん』[2] 『サンデー非科学研究所』[2] 『十勝ひとりぼっち農園』[2] |
横山 裕二(よこやま ゆうじ、1977年2月8日[3] - )は、日本の漫画家[2]。山口県出身[3]。男性[2]。血液型はO型[2]。2009年に横山専務名義から改名[2]。『ツール・ド・本屋さん』連載時の地元は東京都調布市[4]。北海道音更町在住[5]。
来歴
[編集]横山専務時代
[編集]小学生のとき、『キャプテン翼』に憧れて漫画家を志す。大学卒業後、『ジャンプ』に原稿を持ち込み賞を獲るもデビューには到らず、小池一夫塾に入門。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に投稿し、横山専務名義で2006年に29歳でデビューを果たす[6][3][2]。
元々は横山専務の名前で『ビッグコミックスピリッツ』を中心に活動していたが、2009年4月24日にブログの更新の不履行、ブログのコメントの返信不履行、本人の希望により専務を解任され以降は横山裕二名義で活動することとなった[7][2]。
横山裕二として活動開始
[編集]『ゲッサン』(小学館)2009年8月号から、ゲッサンルーキーファイルNo.007として本格連載デビュー作『いつかおまえとジルバを』の連載が開始[8]。『月刊!スピリッツ』(同)の創刊2号目にあたる2009年11月号に新連載が6作品開始され、その1作として『メタもる真姫!』の連載を開始[9]。
2011年7月12日から、『ゲッサン』誌上企画として「ツール・ド・本屋さん 疾走漫画家 横山裕二 四国八十八か所編」を始める[3][10]。高知市を出発点として自転車で四国を一周回り、各地の書店で『ゲッサン』のポップを描き、8月の第20回まんが甲子園までに高知市に帰ってくるという内容である[10][11]。その企画が開始された経緯は同誌8月号に掲載された「ゲッサンしてみる。」で描かれている[10]。旅ではテントで生活をし、原稿は「平らな場所が無いと絶対に描けない」ため、宿に泊まった時に執筆するというスタイルで漫画を制作[4]。
2013年10月に徳島県のポッポ街商店街にて行われたイベント、「マチ★アソビ」Vol.11では企画の展示ルームが設けられている[12]。
北海道に移住
[編集]2017年12月より『週刊少年サンデー』(同)の連載漫画「十勝ひとりぼっち農園」にて、カレーを作ってお世話になった人をもてなす企画が始動[13][1]。企画で野菜から作ることになり、北海道十勝に単身で移住[1]。音更町の土地を購入し、農作業を行っている[14]。
2021年3月、横山がラベルのデザインを担当した「十勝川温泉ワイン」の完成報告・お披露目会に出席[5]。同年5月には帯広商工会議所による飲食店での「黙食」のPRに横山の4コマ漫画が使用され、好評を得ている[15]。
作品リスト
[編集]連載
[編集]- エビス式(『ビッグコミックスピリッツ』2008年17号 - 2008年19号)※横山専務名義、短期集中連載[2]
- いつかおまえとジルバを(『ゲッサン』2009年8月号[8] - 2011年8月号[10])
- 一票よろしく(『モバMAN』2009年 - )
- メタもる真姫!(『月刊!スピリッツ』2009年11月号[9] - 2010年1月号)
- ツール・ド・本屋さん(『ゲッサン』2011年8月号 - 2016年5月号、全4巻) - 2011年8月号では「ゲッサンしてみる。」[10]
- サンデー非科学研究所(『週刊少年サンデー』2016年19号 - 2017年45号[16])
- 十勝ひとりぼっち農園(『週刊少年サンデー』2018年1号[13] - 連載中、既刊16巻)
読切
[編集]- 特急マレスタ幸福行き(『ビッグコミックスピリッツCasual』2006年9月11日号) ※横山専務名義
- トラウマエビス(『ビッグコミックスピリッツCasual』2007年6月1日号) ※横山専務名義
- 愛と勇気の共同まんが(作画:斉藤ゆう、『ゲッサン』2015年3月号[18]) - ネーム担当[18]
- 3日前の会話(『ゲッサン』2015年6月号 ゲッサン六周年特製四齣漫画小冊子)
- タイトル不明(『月刊ねこだのみ』Vol.2、Vol.3)
アンソロジー
[編集]共著
[編集]- 『人間関係や仕事、恋にも有効! マンガで学ぶ 心屋仁之助の「非常識」でコミュニケーションはラクになる』(著:心屋仁之助、2014年11月21日発売[21]、ダヴィンチBOOKS、KADOKAWAメディアファクトリー) - 「マンガで学ぶ」シリーズ、漫画を担当
- 『マンガで学ぶ 心屋仁之助の お金を引き寄せる体質改善!』(著:心屋仁之助、2016年3月18日発売[22]、ダヴィンチBOOKS、KADOKAWA) - 「マンガで学ぶ」シリーズ第2弾[22]、漫画を担当
その他
[編集]- 仕事場見たいし!(『ゲッサン』2009年6月号 - 2011年7月号) - 『ツール・ド・本屋さん』第1巻に収録[23]
- ギャグ宴会(『月刊!スピリッツ』2009年12月号、ギャグ漫画家によるスペシャル企画[24]) - 座談会とリレー漫画参加[24]
- 『ゲッサン』2010年11月号あだち充画業40周年別冊付録 - 参加[25]
- 北海道テレビ放送を紹介する漫画(『ダ・ヴィンチ』2013年11月号[26])
- マンガでわかる、職種別出版のお仕事(『ダ・ヴィンチ』2015年4月号、「恋するお仕事」特集[27])
- マンガ家からの寄稿 大泉洋マイベスト!(『ダ・ヴィンチ』2023年5月号[28])
- 『水曜どうでしょう』スペシャルブック、できました。(『『水曜どうでしょう』スペシャルブック 2013-2023 特別編集版』収録、2023年11月[29]) - 描きおろし漫画[29]
活動
[編集]2014年11月、徳島県のポッポ街商店街にて行われたイベント「マチ★アソビ」Vol.13の会場では、横山がオブジェの公開制作を行った[30]。
2014年12月12日から2015年6月まで、『ゲッサン』編集部によるネットラジオ企画「ゲッサンラジオ」が小学館のYouTube公式チャンネルにて公開[31]。横山は番組のアシスタントディレクターを務め、用意されたコーナーにも出演[31]。
2021年8月6日にニコニコ生放送にて配信された「第30回全国高等学校漫画選手権大会」(まんが甲子園)本選大会にゲスト出演し、横山がトークショーを展開[32]。
2022年5月26日に株式会社「十勝ひとりぼっち農園」を設立[33]。
出典
[編集]- ^ a b c “横山裕二が北海道へ単身移住、農園を作るため奮闘するエッセイマンガ1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “横山 裕二(漫画家)”. マンガペディア. 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b c d “横山裕二”. コミックナタリー (ナターシャ) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “横山裕二「ツール・ド・本屋さん」アポなしPOP描きの旅を密着レポート”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “音更・池田 十勝川温泉ワインの完成報告・お披露目会”. 十勝毎日新聞電子版 (十勝毎日新聞社). (2021年3月24日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ 『ゲッサン』2009年12月号の「ルーキー紹介してみる!!」より。
- ^ “ご報告事項(重要).”. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月4日閲覧。
- ^ a b “ゲッサン第2号、特別付録はゲッサン特製ポストカードセット”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年6月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “月スピ2号目、「モンジュ」宮下ほかで怒涛の新連載6本”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年9月27日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b c d e “横山裕二が四国を自転車で旅する、ゲッサンPR企画始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年7月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “書店営業ギネス級!自転車で全国回るPOP描きの旅に密着”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年6月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “ゲッサン&ハルタ&きらら、徳島で11作家サイン会や展示”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年10月5日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “小さくなったコナン、安室、平次のフィギュアが全サに!七月鏡一の新連載も開幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年11月29日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “ディープなカレー気分(7)「週刊少年サンデー連載『ひとりぼっち農園』」”. ちゃいでじ. 十勝毎日新聞社 (2021年5月26日). 2021年10月12日閲覧。
- ^ “飲食店での「黙食」横山さんの漫画でPR 帯広商工会議所”. 十勝毎日新聞電子版 (十勝毎日新聞社). (2021年5月28日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “「マギ」次号サンデーで完結、8年間の大冒険に幕”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年10月4日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “「十勝ひとりぼっち農園」がフレーム切手に 道内の郵便局で発売”. 十勝毎日新聞電子版 (十勝毎日新聞社). (2021年5月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “あだち充ら参加のゲッサン合作企画、全貌発表”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年7月11日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “天堂きりん、マキヒロチら7人による合コン短編集、沼津マリーの合コンレポートも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年2月27日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “「シチュエーションアンソロジーコミック【合コン】」天堂 きりん コミックス(その他)”. KADOKAWA. 2021年10月12日閲覧。
- ^ “「人間関係や仕事、恋にも有効! マンガで学ぶ 心屋仁之助の 「非常識」でコミュニケーションはラクになる」心屋 仁之助”. KADOKAWA. 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “「マンガで学ぶ 心屋仁之助の お金を引き寄せる体質改善!」心屋 仁之助”. KADOKAWA. 2021年10月12日閲覧。
- ^ “横山裕二「ツール・ド・本屋さん」アポなしPOP描きの旅を密着レポート”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “月スピ1月号にて元町夏央が新連載。石塚真一の読み切りも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年10月27日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “ゲッサンあだち充40周年記念、ゲスト39名が祝う別冊付き”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年10月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “佐々木倫子、藤島康介ら10作家が描いた「水どう」名場面”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年10月4日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “木尾士目と蒼樹うめが対談&鶴田謙二と宇仁田ゆみの絵も、ダ・ヴィンチ楽園特集”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年3月6日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “「花より男子」生誕30周年、神尾葉子が振り返るインタビューなどがダ・ヴィンチに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年4月6日) 2023年11月29日閲覧。
- ^ a b “「水曜どうでしょう」番組公式本に小山愛子、横山裕二、アキヤマ香ら寄稿”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年10月11日) 2023年11月29日閲覧。
- ^ “マチアソビで、森薫と小山愛子が合同サイン会”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年10月2日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ a b “第1回はあだち充の仕事場から!作家陣続々登場の「ゲッサンラジオ」始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年12月12日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “まんが甲子園で島本和彦VS藤田和日郎の作画バトル、藤巻忠俊と横山裕二もゲストに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月5日) 2021年10月12日閲覧。
- ^ “十勝ひとりぼっち農園作者の横山さんが会社設立「農園の野菜を届けたい」”. 十勝毎日新聞 (石川彩乃). (2022年6月17日) 2023年4月14日閲覧。
外部リンク
[編集]- 横山裕二 (@gessanyokoyama) - X(旧Twitter)