権限受容説
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権限受容説(けんげんじゅようせつ)とは経営学用語の一つ。これは経営学者であるチェスター・バーナードによって提唱された概念である。企業においての上司から部下への命令というのは、上司から部下に対して命令が行われたということで成り立つのではなく、命令を受けた部下がその命令を受容したということで成り立つわけであり、同時に上司に正当性が有されているということにもなるということである。このため部下が上司の命令を受容しないということがあったならば、それは上司に問題が存しているというわけであり、たとえば上司の行っている命令が間違った内容であったり、上司にリーダーシップが有されていないがゆえに部下が命令を受容しないなどといった問題が存在する。
外部リンク
[編集]- 村杉研究室HP|講義資料|起業家行動論
- 吉村孝司「ニューロマネジメント(neuromanagement)研究試論」『会計論叢』第2巻、明治大学大学院会計専門職研究科、2007年3月、51-63頁、ISSN 18819540、NAID 120001438954。
- 『葉隠』から読み解く「菅・海江田」衝突の真因 西欧では上下対立の問題はリーダーシップの問題:PRESIDENT Online - プレジデント
- 【12】分からないことを部下に聞く方法は? | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
- 福永文美夫「"社会的権力"と権限受容説--「権力の予期理論」とバーナード理論との接点」『経済論究』第77号、九州大学大学院経済学会、1990年7月、155-176頁、doi:10.15017/2920772、ISSN 04516230、NAID 120006876157。