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行幸湖

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
権現堂調節池から転送)
春の行幸湖(2008年4月4日撮影)

行幸湖(みゆきこ)は、埼玉県幸手市久喜市茨城県猿島郡五霞町の境界にある調節池である。

概要

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川妻給排水機場
行幸給排水機場

正式名称は権現堂調節池(ごんげんどうちょうせつち)。調節池であると同時に、利根川水系一級河川権現堂川(ごんげんどうかわ)でもある。

延長5.18km、面積0.57km2、有効貯水量は370万m3利根川と接続する北端には川妻給排水機場が、中川と接続する南端には行幸給排水機場(みゆき水門)がある。

埼玉県が管理する多目的調節池で、中川の洪水抑制と工業用および水道水の取水に利用されている。また茨城県五霞町の冬木特定土地区画整理事業区域内の雨水も一時貯留し、中川に一度に雨水が流入するのを防止している[1]

埼玉県久喜市幸手市(西側)と茨城県猿島郡五霞町(東側)との県境・市町界を成している。

歴史

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施設等

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  • 権現堂大噴水(スカイウォーター120)
埼玉県設置120周年記念事業の一つ。噴上高は120ft(36.6m)に及ぶ。県章の勾玉と県鳥のシラコバトをモチーフにデザインされた噴水モニュメントである。夜間は水中ライトでライトアップされる。
ブイで作られたコースやカヌー艇庫があり、クラブチームや高校などによる練習や競技会が行われている。
南端の中川対岸に位置する、菜の花アジサイなど、四季折々の花の名所。

治水効果

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令和元年東日本台風では予備放流(給排水機場を稼働し排水)を実施し、中川の水を入れる越流堰からの自然調節[2]で洪水調節容量使用率が6割以上となり、中川の氾濫抑制に貢献した[3]

橋梁

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脚注

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  1. ^ 権現堂調節池の管理など 調節池の概要.埼玉県HP 2020年7月20日閲覧。
  2. ^ 当調節池は放流ゲートを持たず自然調節方式による洪水調節を行うゲートレスダムである。
  3. ^ 令和元年台風第19号におけるダムの状況.国交省 2020年7月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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座標: 北緯36度5分37秒 東経139度43分29秒 / 北緯36.09361度 東経139.72472度 / 36.09361; 139.72472