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榧寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
榧寺

榧寺
所在地 東京都台東区蔵前3-22-9
位置 北緯35度42分18.9秒 東経139度47分32.2秒 / 北緯35.705250度 東経139.792278度 / 35.705250; 139.792278座標: 北緯35度42分18.9秒 東経139度47分32.2秒 / 北緯35.705250度 東経139.792278度 / 35.705250; 139.792278
宗派 浄土宗
本尊 阿弥陀如来
創建年 慶長4年(1599年
開山 普光観智国師
公式サイト 蔵前かやの木会館
法人番号 1010505000204 ウィキデータを編集
榧寺の位置(東京都区部内)
榧寺
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夜間の榧寺。三葉葵の御紋がライトアップされている。

榧寺(かやでら)は、東京都台東区にある浄土宗寺院

歴史

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慶長4年(1599年)、普光観智国師によって開山された。元々は「池中山盈満院正覚寺」という名称であったが、境内榧の木が茂っており、火災から寺を守ったという逸話から、江戸時代より「榧寺(かやでら)」と呼ばれていた。1952年昭和27年)に、正式名称も「榧寺」となった。

お初地蔵

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境内には、「お初地蔵」と呼ばれる観音菩薩像がある。これは1922年大正11年)に児童虐待で折檻死した養子の被害者(当時10歳)を供養するために建てられたものである。加害者の養親は以前より折檻を繰り返し、警視庁より27回も警告・指導を受けていたが、悲劇を食い止めることはできなかった。当寺住職は被害者を哀れんで遺骨を引き取り、「お初地蔵」に納めた。当時は被害者を題材にした芝居映画も製作されて、多くの人の涙を誘ったという[1]

墓所

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多くの文化人などの墓がある[2]

交通アクセス

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脚注

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  1. ^ 榧寺(かやでら)の由来かやの木会館
  2. ^ 松本和也 著『台東区史跡散歩(東京史跡ガイド6)』学生社、1992年、126-127p
  3. ^ 榧寺に初代勝川春亭の墓ありとする文献もあるが、榧寺には初代の墓は無く、あるのは二代目と三代目の墓である。「勝川春亭考」(『浮世絵芸術』第120号、1996年)[1]、「勝川家代々とその親族 ―勝川桂子氏書簡と同家蔵日拝帳より―」(『浮世絵芸術』第122号、1997年)[2]参照。

参考文献

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  • 松本和也 著『台東区史跡散歩(東京史跡ガイド6)』学生社、1992年

外部リンク

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