榊邦彦
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榊 邦彦(さかき くにひこ、1963年3月14日 - )は、日本の小説家。埼玉県さいたま市(旧大宮市)出身。本名は神田 邦彦(かんだ くにひこ)。
プロフィール
[編集]2006年、『ミサキへ』(後に『100万分の1の恋人』と改題)で第二回新潮エンターテインメント新人賞(第三回より、新潮エンターテインメント大賞と改称)を受賞。選考委員は浅田次郎。2007年1月、『100万分の1の恋人』を刊行。ハンチントン病の患者である父を持つ女性「ミサキ」と「僕」との恋愛の行方を描いた同書は台湾・韓国でも翻訳出版されている。また、同書は「戦後の医療小説30選」[1]や「医療を読むと現代が見える…疾患別医療小説ガイド35冊」[2]にも選出されている。
小説作品以外では、本名(神田邦彦)名義で、『中学総合的研究国語』『現代文標準問題精講』等の国語関係の参考書を執筆している。
現在、母校である開成中学校・高等学校の教諭。 生母は現代舞踊家のアキコ・カンダ[3]。養母は筝曲家・邦楽家の神田都美井。
著書など
[編集]小説
[編集]- 『100万分の1の恋人』(新潮社)2007 のち、新潮文庫(2013)
- 『もう、さよならは言わない』(新潮社)2008
参考書(神田邦彦名義)
[編集]- 『中学総合的研究国語』峰高久明、葛西太郎、矢口郁子共著(旺文社)2006
- 『中学総合的研究問題集国語読解』峰高久明共監修 旺文社 2007
- 『超スゴ速古典文法50 和歌で感動しながら覚える! センター試験完全対応』(旺文社)2008
- 『ミラクル古文単語396 愛の青春ドラマで覚える』(旺文社)2009
- 『現代文 標準問題精講』(旺文社)2015
その他(授業のルポルタージュ)
[編集]- 『中学校の授業でネット中傷について考えた~指先ひとつで加害者にならないために』宇多川はるか(講談社)2023
脚注
[編集]- ^ 『小説新潮2008年8月号』東えりか
- ^ 『週刊朝日』2011年1月21日号「週刊図書館」
- ^ “踊り続け、最期まで 羽田監督「そしてAKIKOは…」”. 中日新聞. (2013年6月5日) 2013年8月6日閲覧。