楼蘭の美女
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楼蘭の美女(ろうらんのびじょ)は、新疆ウイグル自治区(しんきょうウイグルじちく)の首府ウルムチ市にある新疆ウイグル自治区博物館に展示されている女性のミイラである。
概要
[編集]このミイラは1980年、タクラマカン砂漠の東にある楼蘭鉄板河遺跡で発掘されたものである。
炭素14測定の結果、紀元前19世紀(約3,800年前)に埋葬されたもので、死亡時の年齢は約40歳、身長155センチメートルと推測されている[1][2]。
このときの発掘の模様は、1980年4月から放映されていたNHK特集 シルクロード第5回「楼蘭王国を掘る」(1980年8月4日放送)で紹介された[3]。
2004年5月29日には中国遼寧省瀋陽市の中国刑事警察学院刑事人相学の専門家、趙成文によって3年がかりで楼蘭の美女の生前の姿を再現する頭像が製作された。趙成文は「今回復元した容貌は生前のものに90パーセント以上似ているだろう」と語った[1][2]。
脚注
[編集]- ^ a b “古代「楼蘭の美女」を復元、中国の学者”. 中国通信社. (2004年5月) 2008年8月5日閲覧。
- ^ a b “古代王国のミイラ「楼蘭の美女」を塑像で再現 瀋陽”. 人民網日文版. (2004年7月8日) 2008年8月5日閲覧。
- ^ “NHKアーカイブス NHK特集 シルクロード 第5回「楼蘭王国を掘る」”. NHK (1980年8月4日). 2008年8月5日閲覧。
外部リンク
[編集]- シルクロードの旅(新疆ウイグル自治区博物館) - 最下段の方に楼蘭の美女画像と詳細解説あり
- “新疆の彩色婦女泥俑群”. 人民中国 (2004年11月). 2008年8月5日閲覧。