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極超音速兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
B-52に搭載された、アメリカが開発中のAGM-183 ARRW極超音速滑空体

極超音速兵器(ごくちょうおんそくへいき Hypersonic weapon)は、極超音速で飛行する兵器[1][2]。音速の5倍から25倍ほどの超高速で長距離を飛行するため、探知や迎撃が困難となる[1][2]弾道ミサイルも同様に高速飛行する長距離兵器であるが、2010年代以降に開発が進み、それにより注目されているのは、極超音速飛行のみならず、ある程度の機動性を有することにより、迎撃の困難性が増したことにある[1][2]。また、飛行高度が弾道ミサイルより低いことも被探知性を高めている[2]

アメリカミサイル防衛技術への対抗もあって、ロシア中国における開発が進み、日本もそれらに続いて開発を行っている[1]

極超音速兵器の種類としては、以下のようなものがある。

  1. 極超音速滑空体(HGV) - 弾道ミサイルとして打ち上げられた後、弾道部が分離し目標まで滑空飛行するミサイル
  2. 極超音速巡航ミサイル(HCM) - スクラムジェットエンジンなどにより、高速飛行する巡航ミサイル
  3. 極超音速航空機
  4. レールガン
  5. 誘導砲弾
  6. 大気圏再突入中に極超音速で飛行する弾道ミサイル

出典

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  1. ^ a b c d 軍事分野における先端技術動向”. 令和4年版防衛白書. 日本国防衛省 (2022年). 2023年7月12日閲覧。
  2. ^ a b c d 米田光一 (2022年). “極超音速兵器の概要と各国の開発状況について”. 海上自衛隊幹部学校コラム. 海上自衛隊幹部学校. 2023年7月12日閲覧。

外部リンク

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