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楠元香代子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

楠元 香代子(くすもと かよこ[1]1954年[1][2][3] - )は、日本彫刻家崇城大学名誉教授[1][2][4][5]鹿児島市立美術館第16代館長[2][5]日展会員[1][2][5]、日本彫刻会会員[2]

経歴

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鹿児島県霧島市出身[1][2](旧:国分市出身[5])。鹿児島県立国分高等学校で美術部に所属[1]鹿児島大学教育学部美術科で[1]彫刻家の中村晋也に師事[1][2][5]。学生時代に仲間と3人で鹿児島女流彫塑会を立ち上げ、毎年展覧会を開催する[1]。1975年に日展初入選[6]。1977年、日展新人選抜展出品[6]。1979年[3]東京学芸大学大学院修士課程修了[2]。高等学校や[5]崇城大学などで後進を育成しながら彫刻制作を続け、日展などの公募展で精力的に作品を発表[1]。1980年、白日会会員推挙[6]。同年、日本彫刻会会員推挙[6]。1991年、日展会員推挙[6]。日本彫刻展審査員[6]や日展審査員[3][6]を歴任。2003年と2015年に中村晋也美術館にて個展開催[6]。崇城大学芸術学部美術学科教授を務めた後[6]、名誉教授の称号を授与される[1][2][4]。また、2006年から2007年にはスリランカケラニヤ大学客員教授も務めた[3]

崇城大学名誉教授となった数年後の2022年4月1日には鹿児島市立美術館第16代館長に就任[2][5]。同館歴代16名の館長のうち美術家は5人目、彫刻家は初で[2]、かつ初の女性館長[2][5]。任期は1年ごとの更新となる[2][5]

作品に丹下ウメ胸像、林芙美子像(いずれも鹿児島市)など[2][5]

主な受賞歴

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  • 1974年、白日会展 若草賞[6]
  • 1977年、鹿児島市春の新人賞[6]
  • 1982年、第14回 日展 特選[3][6]
  • 1983年、第15回 日展 特選[3][6]
  • 1986年、鹿児島県芸術文化奨励賞[3][6]
  • 1991年、白日会展 吉田賞[3][6]
  • 2000年、第32回 日展 会員賞[3][6]
  • 2002年、白日会展 長島美術館[6]
  • 2016年、改組新第3回 日展 東京都知事賞[3]
  • 2020年、改組新第7回 日展 内閣総理大臣賞(樹脂像「曙」)[1][4]
  • 2021年、南日本文化賞[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 「特集1 芸術部門 楠元香代子さん」『南日本新聞』2021年10月27日。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「市美術館長に楠元氏 彫刻家、女性で初」『南日本新聞』2022年4月1日。
  3. ^ a b c d e f g h i j 楠元香代子”. 五所川原市公式サイト. 五所川原市. 2023年3月12日閲覧。
  4. ^ a b c 「改組新日展 楠元さん 総理大臣賞」『南日本新聞』2020年10月31日。
  5. ^ a b c d e f g h i j 鹿児島市立美術館の新館長に彫刻家の楠元香代子氏就任」『朝日新聞 デジタル』2022年4月4日。2023年3月12日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 教員紹介 芸術学部美術学科 楠元香代子 美術学科教授”. 崇城大学 (2015年7月). 2023年3月12日閲覧。

外部リンク

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