楞伽師資記
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『楞伽師資記』(りょうがしじき)は、浄覚(玄賾の弟子)によって書かれた中国禅宗の灯史。全1巻。
『楞伽経』を主な経典とする楞伽宗(初期禅宗)の歴史が書かれており、楞伽経の翻訳者である求那跋陀羅から、普寂らに至るまでの禅宗北宗系の人物が書かれている。
成立年には景龍2年(708年)頃説と、開元4年(716年)頃説がある。
内容
[編集]- 求那跋陀羅 - 『楞伽経』翻訳者
- 菩提達磨 - 禅宗初祖
- 慧可 - 禅宗二祖
- 僧璨 - 禅宗三祖
- 道信 - 禅宗四祖
- 弘忍 - 禅宗五祖
- 神秀 - 禅宗北宗初祖・玄賾・慧安
- 普寂 - 禅宗北宗二祖・敬賢・義福・恵福
エディション
[編集]翻訳
[編集]- 『禅の語録 2』(柳田聖山訳、筑摩書房、1969年)
- 『禅の夜明け』(J.C.クリアリー英訳、柏木栄里子訳、ナチュラルスピリット、2019年)
参考文献
[編集]- 『禅学大辞典』p1281
関連項目
[編集]- 『楞伽人法志』 - 本書の元となった燈史