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楊主明雲母

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
楊主明雲母
シュツルンツ分類 9.EC.20
化学式 KMg2.5(Si4O10)F2
結晶系 単斜晶系
文献 [1]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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楊主明雲母(ようしゅめいうんも、yangzhumingite)は、雲母の一種。化学組成は KMg2.5Si4O10F2結晶系単斜晶系

産出地

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宮脇律郎国立科学博物館)らによって、中国バヤンオボ(白雲鄂博)希土類元素鉱床から発見された新鉱物である。

性質・特徴

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通常の雲母類では、KMg3AlSi3O10F2の組成式で4配位の場所に1個のアルミニウムが入るが、楊主明雲母ではそれがケイ素に置き換えられており、それによって生ずる過剰の電荷は、マグネシウムが0.5個欠落することによって整えられる。このような雲母は4配位シリカ雲母(tetra-silicic mica)と称され、2価の鉄を主とする montdorite, KFe2.5Si4O10F2 のマグネシウム置換体と考えることもできる。  

サイド・ストーリー

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名前は、希土類元素鉱物の研究に貢献した中国科学院鉱物学者楊主明にちなんで名づけられた。

脚注

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  1. ^ Yangzhumingite (英語), MinDat.org, 2012年4月1日閲覧 (英語)

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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