森川壽
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森川 壽 | |
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生誕 |
1928年8月19日 愛知県名古屋市 |
死没 | 2005年5月29日(76歳没) |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 理学(代数幾何) |
研究機関 |
名古屋大学 会津大学 |
出身校 |
東海高等学校 名古屋大学理学部数学科(学士) 名古屋大学大学院(修士・博士) |
プロジェクト:人物伝 |
森川 壽(もりかわ ひさし、1928年8月19日[1] - 2005年5月29日)は、日本の数学者。専門は代数幾何。学位は、理学博士(名古屋大学・1957年)(学位論文「アーベル多様体について」)。名古屋大学名誉教授。
略歴
[編集]1928年愛知県名古屋市生まれ。東海高等学校卒。1951年名古屋大学理学部数学科を卒業。1954年まで名古屋大学大学院に在学。1954年名古屋大学理学部助手。1957年名古屋大学講師。1959年名古屋大学助教授を経て、1964年名古屋大学理学部教授。1992年名古屋大学名誉教授。日本学術会議において数学研究連絡委員会を勤めた。1993年4月から1998年9月まで会津大学コンピュータ理工学部総合数理科学センター教授。
1957年12月、名古屋大学より理学博士の学位を取得。学位論文の題は「アーベル多様体について」[2]。
業績
[編集]Abel多様体論、1変数代数関数体の類体論と一般Jacobi多様体の理論、3次テータ関数論、不変式論に到るまで、その独創性により高い評価を得ている[3]。1950年代、井草準一、松阪輝久、小泉正二、森川壽らはアンドレ・ヴェイユ、オスカー・ザリスキによる代数幾何学の厳密な基礎付けをふまえて、イタリア学派が不明瞭なままに用いていた数々の手法を明確にし、多くの美しい理論を生んだ[4]。
出典
[編集]- ^ 『現代物故者事典2003~2005』(日外アソシエーツ、2006年)p.609
- ^ 博士論文書誌データベースより
- ^ 森川壽先生を偲んで
- ^ 河田敬義, 飯高茂, 「最近の日本の数学(そのII)」『数学』 1973年 25巻 3号 p.283-285, 日本数学会, doi:10.11429/sugaku1947.25.283