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森口邦彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

森口 邦彦
森口 邦彦
文化功労者顕彰に際して公表された肖像写真
文化功労者顕彰に際して
公表された肖像写真
生誕 森口 邦彦
(もりぐち くにひこ)

(1941-02-18) 1941年2月18日(83歳)
日本の旗 京都府京都市
国籍 日本の旗 日本
出身校 京都市立美術大学
美術学部卒業
国立高等装飾美術学校卒業
著名な実績 染織
代表作
  • 『霊明』(1969年)
  • 『千花』(1969年)
  • 『渓流』(1973年)
森口華弘
受賞
  • 日本染織展文化庁長官賞(1969年)
  • 日本伝統工芸展NHK会長賞(1969年)
  • 日本伝統工芸展朝日新聞社賞(1973年)
  • 芸術選奨文部大臣賞(1992年)
民族 大和民族
活動期間 1966年 -
影響を受けた
芸術家
バルテュス
森口華弘

森口 邦彦(もりぐち くにひこ、1941年2月18日 - )は、日本染織家勲等旭日中綬章。京都工芸美術作家協会顧問公益社団法人日本工芸会会員文化功労者社団法人日本工芸会副理事長などを歴任した。

来歴

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生い立ち

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1941年2月18日[1][2]京都府京都市にて生まれた。父は同じく「友禅」の人間国宝である森口華弘である[3]京都市立美術大学の日本画科を経て、パリ国立高等装飾美術学校のグラフィックデザイン科を卒業した。フランスでは、ガエタン・ピコンバルテュスの知己を得た[4]。バルテュスからのアドバイスもあり[5]友禅に取り組むことを決意する。

染織家として

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日本に帰国すると、父の下で友禅を技術を学んだ。のちに「友禅」の人間国宝となり[6][7][8][9]文化功労者として顕彰された。2019年9月には、来日したフランス大統領エマニュエル・マクロンが森口の邸宅を訪れた[4]。マクロンは森口の作品を鑑賞し[4]、森口とフランス語で対談した[4]

略歴

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賞歴

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栄典

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脚注

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  1. ^ 日本人名大辞典+Plus, デジタル版. “森口邦彦とは”. コトバンク. 2021年3月19日閲覧。
  2. ^ 森口邦彦の作品一覧-公益社団法人日本工芸会”. www.nihonkogeikai.or.jp. 2021年3月19日閲覧。
  3. ^ 友禅・森口邦彦(もりぐちくにひこ)”. 銀座もとじオンラインショップ. 2021年3月19日閲覧。
  4. ^ a b c d "À Kyoto, rencontre avec un trésor national vivant, l’artiste japonais Kunihiko Moriguchi", À Kyoto, rencontre avec un trésor national vivant, l’artiste japonais Kunihiko Moriguchi | Élysée, Service communication directe de la Présidence de la République, 27 juin, 2019.
  5. ^ 「森口邦彦――グローバルな友禅アーティスト 」『森口邦彦 - PAPERSKY』ニーハイメディア・ジャパン、2021年6月1日。
  6. ^ 人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン―交差する自由へのまなざし|京都国立近代美術館 | The National Museum of Modern Art, Kyoto”. www.momak.go.jp. 2021年3月19日閲覧。
  7. ^ 株式会社FAITH. “人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン―交差する自由へのまなざし”. www.artagenda.jp. 2021年3月19日閲覧。
  8. ^ 森口邦彦(京都国立近代美術館)”. 美術手帖. 2021年3月19日閲覧。
  9. ^ 「友禅」と「デザイン」を切り口にした人間国宝 森口邦彦展 » Lmaga.jp”. Lmaga.jp (2020年10月18日). 2021年3月19日閲覧。
  10. ^ 森口邦彦 | 古美術ますけん”. masuken.jp. 2021年3月19日閲覧。
  11. ^ a b 展覧会 人間国宝 森口邦彦 友禅/デザイン―交差する自由へのまなざし京都国立近代美術館
  12. ^ 人間国宝・森口邦彦氏が語る、伝統工芸の楽しみ方|MITSUKOSHIOPENERS, 2015年10月9日
  13. ^ 令和2年度 文化功労者”. 文部科学省 (2020年11月3日). 2022年8月22日閲覧。

外部リンク

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