森光昭
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森 光昭(もり みつあき)(1941年6月26日 - 2017年2月16日)は、日本のドイツ文学者。熊本大学名誉教授・顧問、元副学長、理事。同大学における男女共同参画を推進し、他大学でも講演を行っている[1][2]。正四位、瑞宝中綬章[3]。
経歴
[編集]長崎県立長崎東高等学校を経て[4]、1965年東京大学文学部独語独文学科卒業後、1967年同大学大学院文学研究科独語独文学専攻修了[5]。1967年金沢大学法文学部助手、1968年同講師を経て、1970年に熊本大学へ異動、教養部講師となる[6]。1972年同助教授、1980年同教授を経て、1997年法学部教授。
1992年に日本独文学会西日本支部長を務めるなど研究に取り組む傍ら[5]、1998年10月から2000年4月まで熊本大学学生部長、2000年4月から同年11月まで初めて設置された副学長を務めた[6][7]。2006年から同大学を運営する国立大学法人熊本大学の理事となり[6]、人事労務のほか男女共同参画を担当し、女性研究者の支援に向けた取り組みを学内で主導した[1]。
2017年2月16日、胃がんのために死去[9]。75歳没。没後に正四位に追叙された[10]
著書
[編集]共著
[編集]- 森光昭、田中雄次、嘉野隆太『ドイツ語文法の基本』白水社、2003年。ISBN 978-4560013816。
翻訳
[編集]- フリードリヒ・ルートヴィヒ・ヴァイディヒ 著、森光昭 訳『革命の通信―ヘッセンの急使』イザラ書房、1971年。 NCID BN05432686。
論文
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “「男女共同参画推進」をテーマに教職員セミナーを開催”. 大阪教育大学. 2016年12月19日閲覧。
- ^ “男女共同参画セミナーを開催しました”. 大分大学. 2016年12月19日閲覧。
- ^ 『官報』6988号、2017年3月30日
- ^ 「第二次合格者氏名」『東京大学新聞』1961年3月21日付、5頁。
- ^ a b “森 光昭”. Researchmap. 2016年12月19日閲覧。
- ^ a b c “組織の概要(学長・監事・理事・副学長)”. 熊本大学. 2007年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月19日閲覧。
- ^ “熊本大学六十年史 通史編” (PDF). 熊本大学60年史編纂委員会. 2016年12月19日閲覧。
- ^ “熊本大学六十年史 部局史編” (PDF). 熊本大学60年史編纂委員会. 2016年12月19日閲覧。
- ^ “訃報 森光昭さん 75歳=ドイツ文学者、熊本大名誉教授/熊本”. 毎日新聞(熊本県版). 毎日新聞社. (2017年2月18日) 2017年4月21日閲覧。
- ^ 『官報』第6988号 11頁 平成29年3月30日