棒ラーメン
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棒状ラーメン(ぼうじょうラーメン)は、即席麺の一種。「棒ラーメン」の名称は株式会社マルタイが商標登録している(第2079015号)ため、他のメーカーは「棒状ラーメン」と称しているが、一般には「棒ラーメン」の呼び名が浸透している。発祥地の九州を中心に普及してきたが、近年は関東など全国にメーカーや販路が拡大している。
概要
[編集]麺
[編集]麺は、生地を棒状に延ばしたものを、熱風で乾燥させて製造する乾燥麺である[1]。油で揚げないためフライ麺より低カロリーである[1]。油で揚げている袋麺・カップラーメンなどと比べて、あっさりとした味が多く、ちぢれ麺とは異なるツルッとした舌触りをもつ。
麺の外形は、パスタの乾麺のように棒状になっており、ちぢれ麺が主流の袋麺・カップラーメンとは異なり、細麺ストレートを特徴とする。コンパクトかつ軽量なため、登山時の携行食としても好まれている[2][3]。
スープ
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歴史
[編集]1959年から1960年にかけて九州で「棒ラーメン」が相次いで発売された[1]。1959年にサンポー食品が「三宝ラーメン」、マルタイが「即席マルタイラーメン」を発売して人気が広がった[1]。1960年には、原野製麺の「丸はの飛龍即席ラーメン」[4]や江崎製麺の「福島ラーメン」、五木食品の「アベックラーメン」が続いた[1]。
製造会社
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e “「棒状ラーメン」低カロリー、割安感で脚光”. YOMIURI ONLINE. 2010年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年1月19日閲覧。
- ^ 斉藤政喜『シェルパ斉藤のニッポンの山をバックパッキング』エイ出版社〈エイムック〉、2007年、141頁。ISBN 978-4-7779-0701-4。
- ^ 野川かさね「私のカメラ山行」『Peaks Mountain Trip Magazine』No.6、エイ出版社、2010年11月、103頁、NCID AA12522698。
- ^ 原野ツタ子著「ラーメン一代~私の歩いた道・八十余年を振り返って」(黄櫨叢書・1999年刊)
関連項目
[編集]- インスタントラーメン
- 福岡ドーム#ファウルポール - 2022年にマルタイが命名権を取得し、「マルタイ棒ラーメンポール」という名称としている。