梁丞佑
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梁 丞佑(ヤン・スンウー、Yang Seungwoo、1966年[1] - )は、韓国出身の日本で活動している写真家。
略歴
[編集]韓国、全羅北道井邑市出身[2][3]。高校時代から20代までは不良として荒れた生活を送るが、自分の人生について考え直した結果「とりあえず外国に行ってみよう」と考えて1996年に30歳で来日した。
それまでカメラは触ったことすらなく、学生ビザ取得のために写真専門学校に入学するが、専門学校で授業を受けるうちに写真家を志すようになった[3]。
2000年に日本写真芸術専門学校を卒業。2004年東京工芸大学芸術学部写真学科卒業。2006年東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻修了[1]。
大学時代から新宿・歌舞伎町に集う人々を題材として撮影を続けている[4]。2017年、写真集『新宿迷子』で第36回土門拳賞を受賞した[5]。
主な写真展
[編集]個展
- 2004年 『外道人生』 東京工芸大学芸術情報館ギャラリー
- 2005年 『君はあっちがわ僕はこっちがわ』 JCII 日本カメラ博物館
- 2006年 『だるまさんが転んだ』 銀座ニコンサロン
- 2007年 『LOST CHILD』 ギャラリーニエプス企画展
- 2008年 『LOST CHILD2』 アルバカーキ
- 2009年 『青春吉日』 サードディストリクトギャラリー企画展
- 2011年 『自ずからに由る』 サードディストリクトギャラリー企画展
- 2012年 『君はあっちがわ僕はこっちがわ2』 禪FOTOギャラリー
- 2013年 『the best days』 禪FOTOギャラリー
- 2013年 『We're shit but champions』 reminders photography stronghold
- 2014年 『桜』 in between art gallery France Paris
- 2016年 『新宿迷子』 禅 FOTOギャラリー
- 2016年 『青春吉日』 ブレッソン ギャラリー (ソウル)
- 2017年 『新宿迷子』 土門拳賞受賞記念写真展 ニコンサロン(東京、大阪)
- 2017年 『新宿迷子』 土門拳賞受賞記念写真展 土門拳記念館(山形)
- 2017年 『ドヤ街』 禅 FOTOギャラリー (東京)
- 2017年 『新宿迷子』 in )( between gallery(パリ)
- 2018年 『新宿迷子』 INDE PRESS (ソウル・釜山)
- 2018年 『人』 写大ギャラリー(中野坂上)
- 2019年 『人間模様』 BOOK AND SONGS(学芸大学前)
- 2019年 『青春吉日』 新装版刊行記念展(六本木)
- 2020年 『the last cabaret』 禅 FOTOギャラリー (東京)
グループ展
- 2004年 韓、日HOPE展 『パンドラの美』 神奈川県市民ギャラリー
- 2005年 韓、日HOPE展 韓国大使館 韓国文化院
- 2005年 韓、日HOPE展 Busan Museum of Modern Art
- 2009年 視点展 東京都美術館
- 2009年 国際フォトジャーナリズム祭 フランス・ペルピニャン
- 2011年 ASPHALT三人展 中国北京 禪POTOギャラリー
- 2012年 ASPHALT展 TANTO TEMPO 神戸
- 2012年 TOKYO PHOTO 2012 東京ミッドタウンホール
- 2012年 nofound fair 2012,the contemporary photography fair in Paris
- 2013年 Exposition Photo in between.record vol.1 France Paris
受賞歴
[編集]- 2000年 フォックス・タルボット賞 一席
- 2001年 ハッセルブラットStudentフォトコンテスト 入賞
- 2001年 上野彦馬賞 日本写真芸術学会奨励賞
- 2002年 ハッセルブラットStudentフォトコンテスト 入賞
- 2003年 International Photography Awards Other PhotojournalismSection入賞(米国)
- 2004年 PDN Photo Annual 2004 Studentwork Section入賞(米国)
- 2004年 フォックス・タルボット賞 一席
- 2005年 DAYS JAPAN 国際フォトジャーナリズム賞 日本国内ドキュメンタリー賞
- 2005年 キャノン写真新世紀 奨励賞
- 2006年 上野彦馬賞 日本写真芸術学会奨励賞
- 2005年 フォックス・タルボット賞 二席
- 2005年 EPSONカラーイメージングコンテスト 特選
- 2006年 第9回 新風社・平間至写真賞 大賞
- 2007年 キャノン写真新世紀 佳作
- 2007年 文芸社ビジュアルアート出版文化賞2007 特別賞
- 2008年 キャノン写真新世紀 佳作
- 2008年 リトルモア写真集公募展 審査員賞
- 2009年 視点 入選
- 2017年 第36回 土門拳賞 受賞
主な著作
[編集]- 2006年 『君はあっちがわ僕はこっちがわ』 新風舍(日本)
- 2012年 『君はあっちがわ僕はこっちがわ2』 禪フォトギャラリー(日本)
- 2012年 『青春吉日』 禪フォトギャラリー(日本)
- 2016年 『新宿迷子』 禪フォトギャラリー(日本)
- 2016年 『青春吉日』 NOONBIT出版社((韓国)
- 2016年 『花は春だけに咲くものではない』 NOONBIT出版社(韓国)
- 2017年 『人』 禪フォトギャラリー(日本)
- 2019年 『青春吉日(新装版)』 禪フォトギャラリー(日本)
- 2020年 『나의 다큐사진 분투기 (ヤン太郎写真奮闘記)』 NOONBIT出版社(韓国)
- 2020年 『the last cabaret』 禅フォトギャラリー(日本)
脚注
[編集]- ^ a b “《土門拳賞受賞》写真家・梁丞佑さん「なぜ東京工芸大へ?」【前編】”. 東京工芸大学 (2017年6月19日). 2020年5月17日閲覧。
- ^ “【オリンパスギャラリー東京】2019年5月31日~6月5日 東京写真月間2019 亀山 亮 写真展”. オリンパス. 2019年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月17日閲覧。
- ^ a b “歌舞伎町の夜を撮る――写真家 梁丞佑の数奇な人生”. Yahoo!ニュース (2017年8月3日). 2020年5月17日閲覧。
- ^ “歌舞伎町の夜を撮る――写真家 梁丞佑の数奇な人生”. Yahoo!ニュース (2017年8月3日). 2020年5月17日閲覧。
- ^ “第36回土門拳賞 梁丞佑氏 写真集「新宿迷子」 街と人の「におい」表現”. 毎日新聞社 (2017年3月24日). 2020年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月17日閲覧。