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桜井のりお

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
桜井 のりお
生誕 (1985-07-01) 1985年7月1日(39歳)[1]
日本の旗 日本埼玉県上尾市
職業 漫画家
活動期間 2003年 -
ジャンル 少年漫画
代表作みつどもえ
ロロッロ!
僕の心のヤバイやつ
受賞 2003年:第58回 赤塚賞佳作(『そーじの時間』)
2003年:第60回 新人まんが賞特別奨励賞(『KIDNEY TROUBLE』)
2020年次にくるマンガ大賞 Webマンガ部門1位(『僕の心のヤバイやつ』)
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桜井 のりお(さくらい のりお、1985年7月1日 - )は、日本漫画家埼玉県上尾市出身。女性血液型はA型。

経歴

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2002年に『ピノキ夫。』で『週刊少年ジャンプ集英社)』の2002年5月期天下一漫画賞の最終候補に残る[2]2003年5月に『そーじの時間』で第58回赤塚賞佳作受賞[注 1]。この作品は『週刊少年ジャンプ』2003年28号に代原として掲載され、デビュー作となる。巻末コメントでは「不平、不満、愚痴、どしどしお待ちしています。でも、なにぶん高校生なのでお手柔らかに。まあ読んで頂ければ、それでいいや」とコメントしている。

一方、2003年の同時期に『KIDNEY TROUBLE』で『週刊少年チャンピオン秋田書店)』の第60回新人まんが賞特別奨励賞を受賞[注 2]。この作品が『週刊少年チャンピオン』の看板ギャグ漫画家で自身が大ファンである浜岡賢次に激賞されたことから、『週刊少年チャンピオン』で執筆することを決意し、同年『こちら彼女、校門前。』[注 3]デビュー。この読切は読者アンケートで『元祖!浦安鉄筋家族』の新作読切を退け1位となり、直後の連載デビューのきっかけとなる[2]。その後、『週刊少年チャンピオン』2003年44号から2005年15号まで『子供学級』を連載[4]

みつどもえ』が『週刊少年チャンピオン』2006年15号から連載開始。テレビアニメの第1期が2010年[5]、第2期が2011年に放送された[6]2011年20号から長期休載していたが、2012年35号から連載が再開[7]2012年39号まで連載したのち、『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)に移籍し、2012年10月号から[8]2017年9月号まで連載された[9]

ロロッロ!』が短期集中連載を経て[10]、『週刊少年チャンピオン』2017年45号から連載開始[11]2020年23号に連載終了[12]。『僕の心のヤバイやつ』が『週刊少年チャンピオン』2018年15号から連載開始し[13]チャンピオンクロスの移籍を経て[14]、2018年7月17日からマンガクロスにて連載中[15]

人物・作風

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性格は、本人曰く「ど変態」[16]。作中の下ネタに関して、本人は「思ったそのまんま描いてて、止められたらやめるってスタイルなんです。」「私はずっと挑み続ける![注 4]」と語っている。また、担当の編集者は「桜井先生の中にあるハチャメチャな面白さを引き出していただいてます。」と語っている[17]

みつどもえ』や『ロロッロ!』では1話完結のギャグ漫画を連載していたが、『僕の心のヤバイやつ』ではストーリー漫画ラブコメディを連載している[18]。また、『ロロッロ!』においても真面目に恋する展開がある[17]

『みつどもえ』連載時はアナログ環境で、1人で執筆していた。『ロロッロ!』の連載時からデジタル環境に移行し、アシスタントと執筆している[17]

アニメおねがいマイメロディ』『出ましたっ!パワパフガールズZ』の大ファンである。

を飼っており、溺愛している。名前は「マムロン」[19]

作品リスト

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連載

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読切

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  • そーじの時間(『週刊少年ジャンプ』2003年No.28(6月23日号))
  • こちら彼女、校門前。(『週刊少年チャンピオン』増刊・元祖!浦安鉄筋家族傑作選、2003年8月)
  • こちら彼女、机の下。(『週刊少年チャンピオン』2005年9月25日増刊号・元祖!浦安鉄筋家族増刊プラス1、2005年8月16日発売)
  • 半開きさん(『月刊少年チャンピオン』2015年2月号)
  • ギャルサーの姫(『月刊少年チャンピオン』2015年9月号)
  • ギャルサーの姫と秘密の答案(『月刊少年チャンピオン』2016年2月号)
  • 猫と女児の私(『月刊モーニングtwo』2017年4月号)
  • 委員ちょうの事じょう(『月刊モーニングtwo』2017年7月号)
  • 知らない幼なじみ(『別冊少年チャンピオン』2022年7月号付属小冊子[20]

アンソロジー

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その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ 週刊少年ジャンプ(集英社)2003年27号発表。
  2. ^ 週刊少年チャンピオン(秋田書店)2003年26号発表。なお、第58回赤塚賞と第60回新人まんが賞は締切日が同じであった[2][3]
  3. ^ 週刊少年チャンピオン2003年9月28日増刊号 元祖!浦安鉄筋家族傑作選(2003年8月16日発売)掲載。
  4. ^ 2018年の『週刊少年チャンピオン』のキャッチコピー「挑み続けろ」に対しての発言

出典

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  1. ^ 桜井のりお『子供学級 第1巻(秋田書店)』ISBN 978-4253207119 著者プロフィール
  2. ^ a b c のりお玉稿集。”. のりぺぃじ. 2005年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月14日閲覧。
  3. ^ 桜井のりお『子供学級 第1巻(秋田書店)』ISBN 978-4253207119 171-172ページ
  4. ^ 子供学級”. 秋田書店. 2020年8月14日閲覧。
  5. ^ “アニメみつどもえ7月開始。スタッフは「みなみけ」制作陣”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2010年2月25日). https://natalie.mu/comic/news/28216 2020年8月14日閲覧。 
  6. ^ “アニメ「みつどもえ」2期制作決定よ!2011年1月から放送”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2010年9月8日). https://natalie.mu/comic/news/37392 2020年8月14日閲覧。 
  7. ^ “週チャンでみつどもえ再開&高校生の青春バンド物語開幕”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2012年7月26日). https://natalie.mu/comic/news/73577 2020年8月14日閲覧。 
  8. ^ “「みつどもえ」が週チャンから月刊誌の別チャンへ移籍”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2012年8月2日). https://natalie.mu/comic/news/74036 2020年8月14日閲覧。 
  9. ^ “次号別チャンで「みつどもえ」完結、今号には「SPARE BIKE」付録”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年7月12日). https://natalie.mu/comic/news/240494 2020年8月14日閲覧。 
  10. ^ “「イカ娘」の安部真弘&「みつどもえ」の桜井のりお、週チャンでW新連載”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2016年9月29日). https://natalie.mu/comic/news/203568 2020年8月14日閲覧。 
  11. ^ “「みつどもえ」桜井のりおの新作コメディ「ロロッロ!」、週チャンで連載開始”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年10月5日). https://natalie.mu/comic/news/251555 2020年8月14日閲覧。 
  12. ^ “週刊少年チャンピオン 2020年No23”. 秋田書店. https://www.akitashoten.co.jp/w-champion/2020/23 2020年8月14日閲覧。 
  13. ^ “桜井のりお新連載が週チャンで、中二病男子×学校一の美人の格差ラブコメ”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2018年3月8日). https://natalie.mu/comic/news/272598 2020年8月14日閲覧。 
  14. ^ “崖っぷち作家がカラオケ愛を語る新連載がチャンクロで、桜井のりお新作は移籍”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2018年4月3日). https://natalie.mu/comic/news/276393 2020年8月14日閲覧。 
  15. ^ “チャンピオンクロスとタップ!が合併した新サイト誕生、「星姫村」続編など新連載も”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2018年7月10日). https://natalie.mu/comic/news/290544 2020年8月14日閲覧。 
  16. ^ PROFILE”. のりぺぃじ. 2018年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月14日閲覧。
  17. ^ a b c “【インタビュー】『ロロッロ!』『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお「私はずっと挑み続ける!(下ネタも)」”. コミスペ! (comicspace). (2019年5月8日). https://media.comicspace.jp/archives/11404 2020年8月14日閲覧。 
  18. ^ “【インタビュー】『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお「読者にも、二人の初恋を追体験してほしい」”. コミスペ! (comicspace). (2020年7月14日). https://media.comicspace.jp/archives/15665 2020年8月14日閲覧。 
  19. ^ “桜井のりお×マムロン|私とペット 第3回”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2020年7月1日). https://natalie.mu/comic/column/381727 2020年8月14日閲覧。 
  20. ^ “別チャン創刊10周年!桜井のりお新作読み切りや作家陣のサイン色紙プレゼントなど”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月10日). https://natalie.mu/comic/news/481110 2022年6月10日閲覧。 
  21. ^ “弘兼憲史・桜井のりお・本田真吾が「孤狼の血 LEVEL2」のコラボイラスト描き下ろし”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月17日). https://natalie.mu/comic/news/441221 2021年8月17日閲覧。 
  22. ^ “「浦安鉄筋家族」連載30周年!板垣恵介、和山やま、秋本治らお祝いイラスト寄稿”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年2月2日). https://natalie.mu/comic/news/511323 2023年2月2日閲覧。 

外部リンク

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