桑山浩然
表示
桑山 浩然(くわやま こうねん、1937年3月19日 - 2006年10月15日)は、日本の歴史学者。専門は日本中世史。室町幕府における公方御倉の存在を明らかにし、幕府財政の中での土倉役や酒屋役の重要性を主張したことで、幕府財政にメスを入れる先駆的な研究を果たした。
略歴
[編集]満州(中国東北部)に生まれ、新潟で育つ。1959年に新潟大学人文学部を卒業し、東京大学大学院人文科学研究科へ進む。
1964年から東京大学史料編纂所に勤務し、1979年に助教授、1984年に教授となった。
1997年に退職して、同大名誉教授。滋賀大学教育学部教授を経て、2001年からは国士舘大学文学部教授を務めた。この間、お茶の水女子大学等においても非常勤講師を担当した。
2006年、肺炎を患って死去。
著書
[編集]単著
[編集]- 『室町幕府引付史料集成』上・下、近藤出版社、1980年・1986年
- 『室町幕府の政治と経済』[1]吉川弘文館、2006年 オンデマンド版 2022年 ISBN 9784642728522
共著
[編集]参考文献
[編集]- 佐々博雄「故桑山浩然教授を偲んで[含 桑山浩然教授業績一覧]」(PDF)『国士舘史学』第12号、2008年、1-5頁。