桑原通徳
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桑原 通徳(くわばら みちのり、1931年2月7日 - 1999年12月30日)は、日本の実業家。元コカ・コーラナショナルセールス社長、元全国清涼飲料工業会会長。
人物・経歴
[編集]1953年一橋大学経済学部卒業[1][2]、キリンビール入社。大阪で営業を担当し、1979年神戸支店長就任。1983年からマーケティング部長を務め、前田仁を使い商品開発を進めるなどした[3]。やがて、社内で絶対的な権力を有した本山英世社長が大阪時代に担当していた特約店が、桑原の担当する特約店と競合するようになり、また経営会議でも本山に対して直言するなどしていたが[2]、社長の目がなくなり、常務大阪支社長、専務大阪支社長[4]、近畿コカ・コーラボトリング社長[5]、コカ・コーラナショナルセールス社長を経て、1996年から全国清涼飲料工業会会長を務めた[6]。1999年12月30日、胃癌のため死去。
桑原学校
[編集]人材育成を行い、前田仁(元キリンビバレッジ社長)、磯崎功典(キリンホールディングス社長)、布施孝之(元キリンビール社長)、佐藤章(湖池屋社長)らが「桑原学校」の出身者とされる[7][8]。また、コカ・コーラ時代には吉松民雄(元コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス社長)に、歴史や芸術に触れるようアドバイスを行った[9]。
脚注
[編集]- ^ DIKウインドゥ 1月(96) 雑誌 地域流通経済研究所 編 (地域流通経済研究所, 1999-01)
- ^ a b 「トップが腐れば会社は腐る」アサヒに猛追されながらも「キリンの天皇」の続投が決まった驚きの事情週刊エコノミスト2021年10月2日
- ^ 「自社製品を倒すのが目的」主力商品「ラガー」打倒プロジェクトが実施されたワケ週刊エコノミスト2021年2月3日
- ^ 日本企業の闇が深すぎる……「活躍すればするほど、嫉妬されて出世から遠ざかる」ヤバすぎる人事の裏側週刊エコノミスト2021年10月21日
- ^ 岩崎尚人「グループ経営を推進する戦略組織の構築 : キリンの事例研究」『成城大學經濟研究』第130巻、成城大学経済学会、1995年10月、162-124頁、ISSN 03874753、CRID 1050564287426812672。
- ^ 夏の清涼飲料特集 全国清涼飲料工業会・桑原通徳会長に聞く PETが緊急課題日本食糧新聞1996.06.24 8057号 11面
- ^ ビール業界に精通する経済ジャーナリスト・永井隆の書き下ろしシリーズ企画連載開始!”ビール営業物語”【第3回】キリンビール「特殊部隊」に入った新人、安藤毅が動き出した…「フードスタジアム2015.07.16
- ^ 「トップが腐れば会社は腐る」アサヒに猛追されながらも「キリンの天皇」の続投が決まった驚きの事情週刊エコノミスト Online2021年10月2日
- ^ 学び続ける生き方関西大学
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